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ヌメ革でシースを作る。自分のお氣に入りのナイフに渾身の一撃シースを創った。元々はカトラリーナイフから進化したアメリカ製フォージングに切り込み、メイドインUSA製のデザインの掘り起こしやパーツで武装してみた。日本人のなんちゃっては極力排除した元のしっかりとしたデザインを模写した。
ヨーロッパの鍛造技術を貿易、移民を通じて学び自国生産にこぎつけ、アメリカンナイフの源流、礎を創った。その足跡は窓口のハドソン湾からアメリカ東部に工業が発達し鍛冶職人を生んだ。人類の道具の多様性の歴史がココに持たされ最先端の技術、素材、今回はハドソン・ビーズへと現代においても伝統的な装飾を少しだけアジアンテイストを添えてみた。
今回のヌメ革を、アメリカ本国ではいとも簡単に手に入れる事の出来る生皮を、極力日本国内に流通している素材で再現をしてみた。模写はダニエルウインクラーの初期の鍛造&シースメーカー・奥様のカレン・シュークの造り込みに影響をハッキリと受けた。
業界初ともいえるシースメーカーのネイティブインデアンのデザインをモチーフに、素材と造り込みにおいては他の追従を許していない時代を創りあげた。
僕なりにお国柄で手に入る部品や素材はもう十分に熟知しているものの、人生の順番を決めるぐらいの投資をしないとそれなりのメリットを生み出せないでいる。
しかし、そうしたモヤモヤも現時点で精いっぱい投資してきた内容に近づけたかなと思う。その上でアメリカ製品に憧れつつも打倒アメリカ、日本人らしい物まねから同じ地球人として、自分の人生において量産品では得られない単なる物質主義の羅列や順位を決める価値観に嫌気がさし、自然の本質的な質感と人生はサバイバルだと共有出来る物造りを目指して生きたいと決めた、自分なりの作品が出来たと思う。
下記の道具無しでは造れなかった。
銅製リベット(Copper Rivet)#9×1インチ
butamini