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20年以上にわたり活躍したJR東海の「幸せの黄色い新幹線」が、29日ラストランを迎えました。沿線の名古屋や東京では、大勢のファンが引退を見守りました。
29日6時前の東京駅、ラストランを終えたドクターイエロー。その姿を目に焼き付けようと、大勢のファンが集まりました。
黄色い新幹線をめぐる熱狂は28日も。昼過ぎのJR名古屋駅。
ロータリーやホームには、子どもから大人まで大勢の人が集まり、期待に胸を膨らませていました。 "お目当て"はまもなく到着です。
一斉にカメラを構える人たち。目線の先にはーー
「名古屋駅です。ドクターイエローが到着しました」(メ~テレ 久世耕資 カメラマン)
黄色に輝く車体が名古屋駅に滑り込んできました。
「先頭車両の窓には『ありがとうT4』と書かれています」(メ~テレ 久世耕資 カメラマン)
JR東海によると、ドクターイエローの担当者がファンに感謝を伝えたいと装飾したそうです。
別れを惜しむファンの姿も
「下り」のラストラン。見学に来ていたファンはーー
「いよいよその時がきたかと」
「東海道新幹線の安全を守るには昔から必要不可欠な存在だと思っていたので、いなくなるのは惜しい」
ドクターイエローが子どものころから大好きで、これまでも数々の場所で撮影してきたというファンのみなさん。最後は地元・名古屋で活躍を見届けたいと集まったんだそうです。
老朽化などを理由に、29日ラストランを迎えたJR東海のドクターイエロー。線路や架線などに異常がないかを、高速で走りながら点検してきた専用車両でした。
10日に1度ほどのペースでしか走らないというレア度から「見たら幸せになれる」とも言われてきました。
引退後は、私たちも乗る普段の営業車両の一部に必要な機器を搭載し、検査をするということです。
名古屋の撮影スポットにも多くの人が
午後3時ごろ、名古屋駅にほど近い庄内川の河川敷にもたくさんの人が。
運行スケジュールは公開されていませんが、1月末とされるラストランを狙って足を運んだということです。
「これだけ大勢の人に見守られて、幸せな新幹線だったと思う」
「この子が1歳ぐらいの時から見に来ていたので、懐かしいというか、これで最後なんだなあと思って」
そして、上空のカメラでも。
「ラストランのドクターイエローが名古屋駅に到着しました」(メ~テレ 筧明憲 カメラマン)
午後4時11分、JR名古屋駅に入線したドクターイエローがファンたちの目の前に。その雄姿を多くの人が見守ります。
思い出を写真と心に焼き付けます。
ありがとうドクターイエロー
20年以上にわたり新幹線の安全を支えてきたドクターイエロー。
「新幹線のお医者さん」として西へ東へ。
行こう。待っている人がいる。たくさんの人を笑顔にしてきました。
多くの人に愛されたドクターイエロー まだ見られるチャンスが…
名古屋駅で29日、ラストランを見守った人たちからこんな情報をいただきました。
ホームにいた駅の職員が持っていた拡声器には、黄色に青い線が2本入っていました。まるで「ドクターイエロー」の拡声器。
JR東海によると、29日のラストランにあわせて、名古屋駅で準備したものだということなんです。
今回引退したのはJR東海が保有する車両です。
ドクターイエローは2編成あり、残る1つJR西日本が所有する「T5」の引退は再来年以降ということですので、「幸せの黄色い新幹線」が走る姿を目にするチャンスはまだ残っています。