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約3万戸の住宅に被害が出た能登半島地震。建物の構造を強化する改修工事だけでなく、住宅の中の一部を、強い揺れから守る耐震シェルターにも注目が集まっています。
「(去年の同じ時期と比べて)20%ぐらい問い合わせが増えている。能登地震の影響で建物、古い建物がつぶれてしまったことに危機感を抱いているのかなと」(宮田鉄工 宮田不二一 代表取締役)
愛知県岩倉市の宮田鉄工が開発した材木と鉄などを組み合わせたシェルターです。
高さは約2メートル、大きさは4畳ほどで、安全な寝室をイメージしています。
強度の理由は、特許取得の“金物”
三重大と協力して行った強度の実験では2階が崩れたときのことを想定して、3トンの砂袋を落としましたが、崩れることはありませんでした。
さらに、地上5メートルからシェルターを落としても形を保っています。
強度の理由は――
「すべての接合部にこの金物が使われて補強されています。(使われている材木は)他の材木より弱いけど、鉄・合板で弱いところを補ってくれるので、シェルターに組み立てると金物とあいまって強度が出てくる。材木がバラバラにならない限りは倒れない」(宮田代表取締役)
独自に開発し特許を取得した固定用の金物が強度を出しているということです。
低コストで自治体の補助金の対象に
設置にかかる日数は1日、費用は設置費込みで約50万円。
他では200万円を超えるものもあり、低コストで設置でき、自治体の補助金の対象にもなっています。
「耐震補強と違って目に見える。(能登地震では)孫や子どもが来て、古い家にみんな集まって正月を祝っていたと思うけど、一瞬で崩壊してしまうのを防ぐのがシェルターの1番の強みで役目」(宮田代表取締役)
(1月19日15:40~放送メ~テレ『ドデスカ!+』より)