Netflix 実話『幸せのちから』主演　ウィル・スミス　成功の法則　不屈の実話　ホームレスから資産家ネットフリックス

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【動画内容】
ここでは「心が晴れる」をテーマに、
よりシンプルに生きることをモットーにしている流浪人である僕自身が、
備忘録として心を動かした映画を中心に本や使い込んだ道具についての想い、
旅などを自由気ままに一方的にお話しするチャンネルです。
映画レビュー
『幸せのちから』
1981年、サンフランシスコでクリス・ガードナーは新型の骨密度測定器を高額で仕入れ、「革命的な製品」と信じて販売に挑んでいましたが、病院関係者からは「高価な贅沢品」と評価され、思うように売れませんでした。税金の滞納が続き、妻のパート収入に頼る厳しい生活を強いられていました。
ある日、クリスは街で真っ赤なフェラーリの持ち主に「あなたの仕事は何ですか？どうやって就いたのですか？」と質問し、株の仲買人であるその人物の言葉に刺激を受け、証券会社の研修プログラムに応募することを決意しました。研修は半年間で、定員20名の中から選ばれるのは1名という厳しいものでしたが、まずは人材課長のトゥイッスルに接近し、ルービックキューブを数分で解決して認められました。しかし、生活はさらに厳しく、妻リンダは息子を連れて出て行き、クリスは大家から立ち退きを命じられました。しかし6ヶ月無給のインターンを経て、正式採用されるのはただ一人。愛する息子のため、奇跡を信じてクリスの過酷な戦いの日々が始まった。
全財産21ドルから立ち上がった、父子の奇跡の感動作であり実話です。困窮した生活の中、セールスマンをして家族の生活を支えていたクリス（ウィル・スミス）。困窮の度はいよいよ極まり彼はホームレスにまで身を落とすが、証券マンとして身を立てる道を切り開いて行く。実話を映画化した人間ドラマ。
主演はバット・ボーイズ」シリーズや「メン・イン・ブラック・」シリーズのウィル・スミスです。ウィル・スミス。この作品で演技派としての扉が開いたようにも思います。
共演は彼の実子であるジェイデン・クリストファー・サイア・スミス。
監督はイタリア映画界出身のガブリエレ・ムッチーノ。1990年代よりイタリアで活動する。2000年代後半からはアメリカ合衆国でも映画を撮っており、ウィル・スミス主演の『7つの贈り物』などで知られています。その後も良作を取り続けており「スマイルアゲイン」やイタリアで三週連続1位の大ヒット作「離ればなれになっても」など不器用な人間の葛藤を丁寧かつ軽妙なタッチで描く素晴らしい監督です。
クリスが名門の株式投資会社にインターンとして採用された理由は、彼が大学を卒業していないにもかかわらず、上司のルービック・キューブを瞬時に完成させたことにあります。このルービック・キューブは、クリスの「地頭の良さ」、つまり彼の持つ人的資本の価値を象徴しています。
映画『幸せのちから』の設定では、半年間無給で働いた20人のインターンの中から一人だけが本採用されるという状況は、「無理ゲー」と感じられるかもしれません。この作品でも、成功を収める企業家的な個人が理想化され、アメリカン・ドリームが強調されています。当時、オバマ大統領はアメリカン・ドリームを重視し、全員が同じスタートラインから競争を始めるための仕組みを構築しようとしていましたが、競争社会そのものを問い直すことには至りませんでした。
『幸せのちから』では、クリスが学歴と人種という二重の偏見を克服する過程が描かれています。職場では上司から自分の「真の実力」を理解されず、様々な雑用を押し付けられます。この「本当の自分」が評価されないというドラマ的な要素が観客の感情を引き寄せます。クリスは、努力を続けて高みを目指す姿を通じて、「どんな見た目であろうと、出自がどうであろうと、成功できる」という信念を体現しています。彼の成功はアメリカン・ドリームの象徴として称賛され、株式投資の業界では学歴や人種よりも個人の実力や努力が重視されるという神話が再生産されています。
レビューでは、この神話を批判することなく受け入れている方とそうでない方もいらっしゃいます。傾向があります。「どん底からはい上がる父と幼い息子の愛と努力は、視聴者に元気を与える」といった意見や、「迷えるフリーターやニートにぜひ観てほしい」という声も見受けられます。ただ、本当に「迷えるフリーターやニート」に必要なのは、寝る間も惜しんで努力を続けることなのかは、今の時代疑問も残るところですね。まずはルービック・キューブを完成させてから、次のステップを考える方が良いのかもしれません…だって、もし人生がルービック・キューブなら、色を揃える前にまずは一度ひっくり返してみるのもアリですから。結局、成功への道は一つじゃないし、時には遊び心を持つことも忘れちゃいけません。
ただ僕は、こういうストーリーは、とても大好きですね。ウィル・スミスの演技は素晴らしく、絶望的な状況でも諦めずに頑張る姿が感動的です。この作品は実話を元にしたストーリーであり、親子の絆が強く描かれています。また、幸せを追い求める権利をテーマにした深いメッセージが込められており、観る者に強い印象を与えます。
普段から一生懸命働いている方に観て頂きたい作品ですね。心が晴れること間違いなしです。
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