好みの女攻め語り2023・その１１

[@clockwork4798]

ものすごく長文になってしまいました、すみません。 「男」「女」はただ性別を表すだけの言葉のはずで、それ以上でも以下でもないはずなのに、色んな性質をごちゃごちゃ付随させて「女」「男」という言葉をがんじがらめに縛りたい人、それに萌えられる人が多いですよね。 男性向けのバトル要素のある作品って素直に男性主人公が活躍したり無双する(そして女性を侍らせる)のに、女性向けのバトル要素のある作品は、作中の誰よりも強者な女性主人公でも、なぜか男性に庇われる描写があって心底ゲンナリします。まあ読者に需要があるんでしょうね…。 あと男性向けのハーレム作品や女性を侍らせる作品って巷に溢れて、なおかつ誰も文句を言わないのに、女性向けのハーレム作品は女性が酷い人扱いされたり、そもそも女性が男性を侍らせる構図のある作品が少ないのも残念です。 「女性は見られて愛でられる側の存在」みたいな固定観念が根強いんでしょうね。 男性のようにただただ戦士という役割だけをこなせない。露出が多くなる。ただただ攻めの役割だけをこなせない。照れ顔と露出が多くなる。 そして「その気になれば抵抗できるのに〜」はよく女攻め好きの方から聞きますけど、自分も本当に好きじゃないです。 結局「男は強い。男だから抵抗しないことで女を守る」「女は弱い。女だから抵抗されないことで男に守られる」の大前提が思いきり反映されてるんですよね。ぱっと見の体勢は女性優位に進んでても、その実めちゃくちゃ主導権は男性に握られているので、好みでないです。 少し関連した話をすると、女性向け作品だと萌えシーンとして「彼氏がゲームをわざと負けてくれる」みたいなシチュを定期的に見かけるんですが、気遣いだとしても舐めプされることに萌えるってどういうことなんだろうといつも思ってます。 男に立てたい面子があるなら女だって立てたい面子があるはずなのに、その存在は無視されがちです。 二次元の世界って現実では実現や脱却が難しいことを叶えられるのが魅力のひとつだと思うんですけど、ジェンダーロールに関しては二次元の世界でも逃れられない呪いみたいに存在していて辟易します。 なんで生まれつき変えられない性別という偶発的な要素で、自分の生き方も他人の生き方も定められて満足していられるんでしょうか。 「男だから奢る」「女だから人に柔らかく接する」みたいに性別を行動理由にすると、その性別に生まれただけでそうしなきゃならない、そして逆の性別の人がそれをするのは変だ、みたいな強制力が生まれるじゃないですか。そうじゃなくて 「貴方を大切にしたい人間だから貴方に奢る」「皆を大切にしたい人間だから人に柔らかく接する」みたいに、性別のフィルターを外して自分の気持ちを行動理由にして、人間と人間の心のやり取りをして生きたいです。

[@Goldsmith415]

近年世の中散々多様性で騒いどいて女攻めがマイナーなのも意味不明なのに、これだけ漫画ゲーム小説ドラマ等たくさんあっても、女を鑑賞物としない、主体性ある個人として扱うことすら満たす作品が少なくてびっくりします。 花瓶みたいなって表現すごくわかります。刺身パックの上に乗ってる菊みたいな、必要ないけど彩としておかれてるみたいな女性キャラもよく見ます。 あと「男だから攻めたい」に違和感しかないし、この違和感が少数派の世界が気持ち悪いなあとよく思います。 「男だから～」は、愛の名の下にマウント取らせろと言われてる気がします。 もっと言うと男ごっこというか、俺がかっこよく見えるごっこ遊びに付き合って這いつくばる負け役を受けろって言われてる気がして屈辱的です。 そしてそれを求められてる喜びとして女の幸せの常識にされているのが闇。 女は●欲を向けられて、それを受け入れることが嬉しいって常識がはびこってる。 男性主導社会が作った男性に都合のいい理屈だなあと思います。 誰かを負け役受け役引き立て役にしないと保てないプライド、ましてや好きな相手にマウントをとらせてもらって得るものなんて、しょうもないし情けないしかっこ悪いと思うのですが、これに萌える人が多いんですよね…。