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歴史上の現実に存在し、実弾投下された刃物「ナガサ」があった。
どうしても和式ナイフの解釈を鼓舞する上で、(株)北正 関兼常ブランドは訪れたかった。秋田県マタギ資料館のナガサとの整合性を知りたくてお邪魔したのだ。これが里帰りの目的だった。
今をときめく欧米の流行りバトニング=ブッシュ・クラフト・ナイフの実用性にどうしても疑問が残っている。切残し少ない合理的なデザインは、レーザー切り抜きの大量生産が利く設計思想に近い。イマイチ実用性の乏しいデザインに私は日本で唯一、孤高に戸惑っている人間の一人でもある。
大好きな厚刃だが、アフリカでも東南アジアでもインドネシア諸島の原住民でも、実戦の刀身は6インチ~19インチ、3㎜前後の薄刃で東屋を建て果物を剥き弓や道具を同じナイフ?いや本物のブッシュ・クラフト・ナイフで、正真正銘、真実の狩猟サバイバル生活までをしているじゃないか‥。
今現在ではトレード貿易は払拭され、スプリング鋼の鍛造製品として一般に出回っている。家族の伝承的な一生の道具として受け継がれている。バトニングされたモン族のダオ・メオを作者も視聴者も嘆いていたのを私は見逃さなかった。
まだまだ同じ輩がいる、俺の見解も捨てたもんじゃねぇな‥って。
面白いことに、おそらくトレードナイフであろうが‥アフリカ原住民族はオピネル、ブッコ、カトラリー・トレードナイフを大いに使用しているのには現実味が湧いたが、そのトレードに文明的寂しさが残る。厚刃のナイフはほぼ「0」と言っていい。
同じMenとして心中穏やかでない。刀身たった10㎝前後のブレードで、一体何ができるのか?まさかキャンプ用の料理と薪割りを知らないバトニング フェザー作りだけ?それで十分じゃん?何が悪いのか囁かれそうだが、現実には私には使えないと言っておこう。部屋のオブジェ、ブランド好き?私には難しい。短すぎて切れない使い勝手のないナイフなのだ。
剣鉈はチョップして薪を割る重量は「鉈」程ないにしろ、藪を掻き分け枝を払いのける性能、刃長、重量も前重心があるために、ここ東洋の竹でも簡単に縦に引き裂くことができるから、テント無しでも雨が防げる材料はいとも簡単に確保できる。熊との遭遇もマタギは武器として携帯してきた歴史がある。
硬い鋼材は折れる。ゆえに、だから秋田のマタギ資料館のセミタングのナガサは正常進化としてのデザインが俊悦なのだ。そうでなければ2~3㎜の鋼材での袋、茎交換システムも構造体として命を託せられなかった、そんな解釈も想像できうる。
剣道経験者でもなくても有能な大きさの優位性は解るはず。比較にならない。だからソレをなぞらえた「魔鬼利」マキリ 北正へ私は尋ねたかったのだ。
butamini