【Playlist】Indie Japanese Rock 『点滅/Blinking』/ post rock/ math rock/ japanese indie rock/

[@t1samantha]

「時々、美しい」だけだと見えなかった発見が他の9曲の補助線によって得られた様な気がします。 リアルとバーチャル、人間とコンピューター、あらゆるものの境界が曖昧になっていく時代ですが、誰が相手であろうと自分の自由は自分のものであって、そこは変わらない。 0と1の間で点滅することが生きるということなのかなと感じました。

[@hamupi]

『淘汰』 淘汰されたはずの 気体に肺が沈んだ 文字がなければ 呼吸さえ難しい 淘汰されたはずの 機体に夢を乗せた 羽がなくても港はある 風邪さえひかなければ 僕らは飛べる 飛べる 買い被りすぎたような不安 紙一重の毎日 押し潰してくるから 押し返したら潰れた それはいいことなんだよ 淘汰されたはずの期待に 心が飛んだ 希望さえなければ この歌はなかった 淘汰されたはずの 鬼胎に魂が揺れた 奇数のリズムのようで 慣れない左右に 風さえ吹かなければ 臆病はここにはない すべて吐き出した病魔は 誰が飼い主 指をさししめす先 いたのは僕だ 知ろうとした罪か 知ってしまった罰か 押し潰してくるから 押し返したら潰れた ああ これだ 僕のせいだ

[@hamupi]

[3:15]『背中を押す者』 振り絞った何かが 雨だったら 晴れた日には 何もできないさ 神様も空っぽの中に 何もない 何もないよ、まだ 降らない晴れた青さ 頭上を濡らす雫が 勇気だったら どれほど強い心だろう 曇り空は運命の手前 雨が降るのはただの結果だ 振り絞った勇気が頬を伝う 不安と自信が揺れては震える わからないけれど決めた 晴れ間のない暗い時間 だけど、あの日は見えなかった ぬかるみがここまで来たと 僕だけに示している くすんだ足跡だけが この道のしるべだ どこに行こうとついて回る 僕にだけ特別で 不安げな空 絶え間ない深い闇 だからあの日は気づけなかった 地面を見たら 迷って、迷って わからないまま つまずいた僕が 僕の背中にぶつかった

[@hamupi]

[6:30]『夢を追う者』 まるで役に立たない 期待した未来 依頼した気分になっていた 大人になった私に いつまで経っても 返事はない 気づけば一人 初めから最後まで 物語に出る側じゃない 私は描き手だ 夢を追う者は すべては語り部で 大勢の人がそこにいても 誰一人居なくても 語る内容を変えてはいけない 嘘でもいい 真実でもいい それを人は夢だと思う 良くても悪くても 全ては物語 語りたいように語ればいい 夜が来たら続きを描こう 誰も見ていない その瞬間にこそ 物語は進む 物語は膨らむ 気づけば一人 初めから最後まで 物語に出る側じゃない 私は描き手だ 夢を追う者は すべては語り部で 大勢の人がそこにいても 誰一人居なくても 語る内容を変えてはいけない

[@hamupi]

[10:01]『冷めた熱』 冷めた熱 初めて知った 暖かさ その熱さも 予定調和じゃないこと 馴染めない 清々しい朝に めくるめく日々 眩しい未来 支えてくれる過去 火をつけても、何も灯せない 地球上、グレーゾンな場所 心臓らへんにあるよ 羨ましいようで 似てたら嫌だな 好きな人が同じ ギャンブルに当たった 似たようなものだよ 明日がどうなるのか 結末はまだ未定 孤独なままで寄せ集まって 違うリズムを刻むだけ 朝が来たら 仲間だったことを担保に せびる 財宝や食料 夜は地獄さえ包んでくれる 夜は無表情で優しい 0になれ 0になれ

[@hamupi]

[12:33]『興(きょう)』 わかったんじゃない わかられたんだよ 何もともにしてない 一方通行の優雅な遊び いや仕事だよ 共感なんか わかるわかる 仕事だよね ０か1かだよ真実は １か８かだよ運命は 3で止まるんだ成長は 石橋に刻んでおいて 育ったんじゃない 育てられたんだよ 意味はあとでついて よういどんで 心を打たれる 何も失っていない 一方通行の優雅な遊び いや仕事だよ 感銘なんか 受けて受けて 落としていく ０か1かだよ真実は １か８かだよ運命は 3で止まるんだ成長は 石橋に刻んでおいて ０か1かだよ真実は １か８かだよ運命は 3で止まるんだ成長は 石橋に刻んでおいて

[@hamupi]

[16:07]『宵越し』 世界に見放されても わたしがいたよ 溢れた悲しさを 拾って笑ったら お金に変わった 飲み干した安いアルカホール 葡萄色の方が助かる可能性 噛んで得る仕組みの感情 土地が染まる茜空に 世界に見放されても わたしはいたよ 部外者だってことを さまざまと 分からされて 地球の雨の降る場所で 傘を差し続けていたい もってない人の 良い人になりたい 晴れる前に別れて 良い人でいたい コンビニ前の蛍も それをわかってる かすかな揺らめき 何も明かせない灯火 触れても燃やせない 軽はずみな現実 深く吸い込んだ 感謝に 世界の禁忌とか馳せる ここで買って旅に出る 地方都市の中心部 猫や犬がギリギリ不幸な くらいの完成度 おとぎ話だとしたら 残酷すぎる 嫌われたくないな それが弱さなら 受け入れよう、一回は 運命に二度目は ないから酔ってでもいい 開店前の店主に 別れくらいは告げていけ 切り開く代償の 朱色なやつ 踏みしめた境目に日が沈む