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〜
前回の動画で、
「日本のロックの歴史は
泰司 以前、泰司以後である」と思ってて、
その理由として
泰司さんの技術面に焦点を当てたんですけど
今回はフレーズ面で
僕なりにBun析したいと思います。
このフレーズ面ですが、
めちゃくちゃ深く関わる人物がいます。
それが、HIDEなんです。
具体的に言うと、
下支え
裏メロ
そして、ベースソロです。
〜
そもそもHIDEとTAIJIの出会いは
2人のX加入前にさかのぼります。
当時HIDEは伝説的バンドの
サーベルタイガーを率いてて、
そのライブを見て、
ライブハウスの店長さんに
「サーベルタイガーと同じステージに
立ってみたい」って頼んで、
それが実現するんです。
で、いざ同じステージに立った時、
サーベルタイガーの演奏に
食われてしまったと思ったらしいんです。
これ、
凄いものをみた時にちゃんと負けを認めれるTAIJIの素直さも凄いと思います。
〜
で、資料によると、
二人の初めての会話は、
HIDEのほうからTAIJIに対して
「その頭、凄くカッコよくきまってるね」
「髪の毛染めるの凄くうまいね」と
話しかけた所が最初なんだそうです。
で、そこから2年後、
とあるライブの打ち上げで偶然再会して
音楽の好みが近かった事もあって
意気投合したんだそうです。
〜
そんな二人のエピソードで
個人的に一番好きなのが、
お二人のケンカに対するスタンスです。
というのも、HIDEは事あるごとに
TAIJIとケンカをしたがっていたらしいんですけど、
TAIJIはHIDEの挑発に一切乗らず、
全く怒りもしないので
やがてHIDEの方がつまんなくなって
やめてしまってたらしいんです。
僕はここに二人の絆を感じるんです。
というのも、
TAIJIがHIDE絶対に喧嘩をしなかったのは
HIDEの事を本当のお兄ちゃんみたいに
思ってたから、
そして心根が本当に優しい人間だから
そんな気がするんです。
ー
そもそもTAIJIにはお兄様がいるんですけど
いつも溝があると感じてたんだそうです
これは僕自身、母親と全く合わなかったから
わかる気がするんですけど、
これはどちらが良い悪いって話ではなくて
もっと根本的な、
価値観や相性の違いゆえに
お互いの距離感を適切に保つために
自然と設置されていく溝ってあるわけです
実際TAIJIも一応兄弟で遊んだりするけど
どこか冷めてて、
ケンカもしなかったらしいんです。
それでいてTAIJIは、妹が困ってたら
全力で助けるっていう優しさもあるので、
外へ出すべき感情はちゃんと出す人ではありつつ、なおかつ、
感情の出しどころをわきまえてた人でもあると
つまり、喧嘩をしないのも、
どこか自分を押さえ込んでたところも
あると思うわけです。
〜
そう考えると、
HIDEがTAIJIに喧嘩を売ってたのも、
憎いからではなく、
ごくごく単純に、
「一緒に暴れたかったから」
そんな気がするんです。
これ言い換えると、
HIDEのTAIJIに対する挑発行為は
「もっと自分を出していいんだよ」っていう
メッセージだったんじゃないかと。
そう思うわけです。
そしてTAIJIは、
実はそこもちゃんとわかってて
何よりHIDEは大好きなお兄ちゃんだから、
ケンカは絶対に買わなかった。
そんな絆を感じるんです。
で、この
「もっと自分を出していいんだよ」っていう
メッセージが
TAIJIというベーシストにスポットライトを当てるための、音楽的環境作り、すなわち
Xの楽曲アレンジにも表れてると思うんです
〜
そもそもXの音楽的基盤とは何かと考えると
#YOSHIKI の才能
×
#HIDE のセンス
×
#TAIJI のテクニックだと思うんです。
で、ここにPATAの万能性と
TOSHIのハイトーンが加わって
Xサウンドになってると思うんんですけど
その基盤としてHIDEとTAIJIだと思うのは、
Xの楽曲アレンジを担ってた
二人でもあるからです。
そしてTAIJIのテクニックとは何か
それは、
HIDEのセンスを極限まで引き出すためにあったと思うんです。
事実TAIJIは、メンバーに対して
HIDEの音を中心として
相乗効果が出るような演奏をするように
言っていたらしいんです。
つまり、
TAIJIはTAIJIで、
HIDEの良さを活かそうとしてた、
そしてHIDEはHIDEで、
TAIJIの良さを出そうとしていた。
この相思相愛が、
Xサウンドの根底だと思うわけです。
〜
その上で、例えば紅なんですけど、
これ、メロディだけを抜き取ると、
いささか歌謡曲の匂いがするんです
で、ここが曲の出発点として、
その上で、
どうすればロックになるか
どうすればカッコよくなるか
そこが、HIDEのセンスであり
TAIJIのテクニックなわけです。
ここで
冒頭に挙げたTAIJIのテクニックの1つ
下支えになるんですけど、
それこそ紅で言うと、ラストのラスト、
楽器隊の4人全員による
高速フレーズの同時演奏(ユニゾン)に
よく表れてると思うんです
つまりTAIJIも
このギターと全く同じ高速フレーズを
ベースで寸分の狂いもなく弾いてるんですけど
正に下支えをしてるんです。
〜
この下支えに続く
TAIJIの特徴が「裏メロ」です。
これは簡単にいうと、
歌やギターソロといった
メインメロディの後ろで鳴らす
また別の独立したメロディの事なんですけど
TAIJIはこの裏メロがめちゃくちゃカッコ良くて
例えば紅のイントロだとHIDE のギターに、
あるいは、weekendの大サビだと
TOSHIの歌に
ちゃんと寄り添いつつも
曲に対して別の彩りを加えています。
〜
最後にベースソロなんですけど、
これは裏メロもそうなんですけど、
TAIJIはとにかく
メロディセンスがめちゃくちゃ光ってるわけです。
これは、TAIJIがベーシストである以前に
ギタリストである事も
大きく関わると思うんです。
〜
通常ベースは、
ワンストロークにつき1つの音を出す楽器です。
つまりベースを練習しているだけだと
「どの音をどのタイミングで加えますか」という
コードトーンやハーモニー感覚を
養いづらい側面もあるわけです。
でもTAIJIはベース歴よりも、
ギターという和音楽器の方が
はるかに歴が長くて、
つまりベースに転向した時点で
十分なハーモニー感覚を持ってて、
それによって、
曲ごとに適した美しいメロディを
紡ぐ事ができたと思うんです。
〜
そんなTAIJIのメロディセンス、そして
HIDEのお膳立て能力がよくわかるのが
weekendのイントロなんです。
このイントロは、
PATAのアルペジオからスタートして、
HIDEのリフ、そしてTAIJIのメロディが
後から加わっていくアレンジですけど、
もし仮に、
ここでPATAのアルペジオがないと
どうなるかというと、
リズムの幅が取れなくなって、
いささかまの抜けたアレンジになるんです
「動画」
これはつまり、音楽の三大要素である
リズム・メロディ・ハーモニーに
行き着くんですけど、
とりわけ伸びやかなメロディを
ベースで弾く場合、
最初っからギターが裏方に回る事が
前提に無いと成立しないわけです。
言い換えると、
そうなるように最初からアレンジが
構築されているわけです。
〜
で、このベースソロに関して言うと、
例えばライブでメンバー紹介が行われる
「X」や
あるいはサイレントジェラシーでも
メロディックなベースソロが度々響くわけです
この、ベースソロが
頻繁に出てくるっていう事も
画期的だったと思うんですけど
そこにはやはり、
HIDEはHIDEで、TAIJIに
自分らしさをガンガン出して欲しい、
TAIJIの良さを活かしてあげたいと、
そんな気持ちがあったからなんじゃないかと
思うわけです。
でもTAIJIはTAIJIで、
あくまでHIDEの音を中心とした
サウンドにこだわってた。
だからこその、
普段は下支え、でもここぞって時に
誰より輝くベースフレーズっていう
TAIJI独特の「瞬間の美学ベース」が
培われたんだと思うんです。
〜
これはTAIJIがメンバー最年少だという事も
あるかもしれないんですけど、
Xのライブ映像を見ていると
TAIJIって本当にメンバーから
可愛がられていたんだなって思うんです。
そして、TAIJIはTAIJIで、
自分らしさを出させてくれる
メンバーのことを
本当に大事にしてたんだろうなって
思うんです。
つまりTAIJIにとってXは家族であり、
そして、そのきっかけこそが
HIDEとの出会いだったと思うわけです。
この動画シリーズは
次回で最終回なんですけど、
今回は最後に
TAIJIのとある言葉をご紹介します。
「前を向いて歩く勇気を
HIDEは与えてくれた。」
〜
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