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こんにちは フランス政府公認ガイドのikkoです。
「初めまして」の方もいらっしゃるかもしれませんね。またはいつも動画を応援して下さっている皆様、どうもありがとうございます。
この場で今回の動画について少しだけ補足解説させてください。いつもは観賞して下さるお相手を考えずに作っておりますが、この動画はこの10月27日に亡くなった私の母に捧げたいと思って作りました。その意味では珍しく私的な動画になります。
このたびの帰国で母が生前大好きだった益子の「ワグナー・ナンドール美術館」に初めて行くことができ、「哲学の庭」でひとり、いろんな思いをかみしめました。
母は文学少女がそのまま大きくなったような人で、よく感動した本を買っては人に配ったりしていました。その母がわざわざフランスまで送ってきた本が「ドナウの叫び ワグナー・ナンドール物語」(下村徹・著:幻冬舎)でした。この本についてはとてもここでは書き表せないので、ご興味があればぜひお読みください。母は何度かこの美術館を訪れていたようで、事務局の小方良子様にもその名を覚えられておりました。本も私以外の人たちにもせっせと配っていたようでした。
私にとってワグナー・ナンドールさんの卓越した精神力と人間性、また「壮絶」としかいいようのない人生を知ったことはかけがえのない宝物のような発見であり、またふるさとの「益子」という場所がワグナー夫妻により選ばれ、この地においてナンドールさんの素晴らしい作品に触れられることには感動しかありません。しかも一年に2か月しか開いていない美術館にたまたま行くことができたのも偶然で、その帰り道に寄ったスーパーマーケットで買い物の額が「3939円」だったのも、母が「サンキューサンキュー」って言っているような感じがして(母はかわいいユーモアーのある人でした)、なんか偶然とは思えなかったです。
そういえば母の死後にも不思議な出来事がいくつかありました。だからその時、死というのは本当に生きていることとくっついて存在しているのではないかと思ったんです。うまい表現ができなくてすみませんが、実感として。
さて話は戻りますが、動画の前半はこの美術館の映像に割いています。ここは庭だけ観賞されたい方はお電話の上、予約すれば一年中訪れられるそうです。でも展示室などは一年に2カ月しか開いていないという非常に行きにくい美術館です。(でも訪れる価値は十分にあります)
動画の後半は益子の魅力の一部をご紹介しています。知る人ぞ知る美味しいカツサンド、町歩きなどです。日本中どこに行っても観光地化された土地は同じ顔をしています。でもそんな中にもその土地にしかない魅力は隠れています。非力ながら少しでもそのご紹介ができたらいいなと思っております。どうぞお楽しみください。
ワグナー・ナンドール アートギャラリー : http//www.wagnernandor.com
栃木県芳賀郡益子町4338 0285(72)9866
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