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平成14年9月17日、小泉総理は、日本の総理大臣として初めて北朝鮮を訪問し、金正日国防委員長と首脳会談を行いました。
平壌の順安空港に政府専用機で到着した小泉総理を、金永南・最高人民会議常任委員長らが出迎えました。その後小泉総理は、百花園に移動し、金国防委員長との首脳会談に臨みました。
首脳会談では、懸案の日本人拉致疑惑問題について、北朝鮮側が拉致したと見られる11人の安否情報が提供され、そのうち蓮池薫さんら4人の生存を確認しました。金国防委員長は、これが北朝鮮関係者による事件であることを認めて謝罪し、関係者の処罰と再発防止を表明しました。
また、安全保障問題について、北東アジア地域の平和と安定を維持・強化するために互いに協力していくことを確認し、金国防委員長は、ミサイル発射の凍結措置を2003年以降も延長していく意向を表明しました。さらに、過去の植民地支配についても意見を交換しました。これにより国交正常化交渉を再開することが合意され、会談終了後、両首脳により共同宣言に署名が行われました。
その後の記者会見で小泉総理は「過去の問題、現在の諸懸案、将来の日朝関係の改善を図るためにも交渉再開が適切と判断した」と述べました。
この日の夜、小泉総理は帰国の途につきました。