R4/10/11撮影 新川だいこんの収穫～洗浄作業風景 省力化と効率アップのために合理化された動き

魚津市の4軒の農家や農業法人で生産されている新川だいこんは秋冬もので10月上旬から12月中旬まで収穫が続き、個々に収穫から洗浄・箱詰め・出荷までを行い、共同選果等は行っておりません。
個々の作付け面積が違うので収穫量にも差がありますが、弊社の場合、収穫作業では、畑での収穫から搬出・運搬にかかる人員は総勢6人でこなし、1人で全てを行ったと仮定しての延べ時間は16時間になり、1人あたりの平均作業時間は2時間40分となります。
その時間で6,000本以上、出荷量としては８トンほどを毎日収穫しています。
重量野菜として大変そうと思われがちですが、シンプルな動きで効率よく作業を進めることで身体的な負担を軽減しています。
一つ一つの動作は次に繋がる作業をしやすくするためにどうしておけばいいかがポイントとなり、それも難しくはなく、要を理解すれば簡単にこなせる動作です。
収獲した大根を作業場へ運んでからは洗浄・選別・箱詰めと流れ作業で進められ、箱数にして７５０ケースから、多い時には８００ケース近くを総勢８人でこなし、お昼までにそれらの作業を全て終えます。
午後は内輪３人だけで掃除と翌日の段ボールの製函、鉄製コンテナの畑への配置、市場への出荷を済ませます。
昔は大根ハーベスタを導入して収穫していた時代もありましたが、今の作業形態よりも能率が悪く色んな場面でロスが多かったので、何でも機械化すればいいというものではないということが農業ではたくさんあります。