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いまやピアソラの代表曲になっているリベルタンゴは、ヨーロッパ向けのプロモーションの一環として作曲されました。
1974年にイタリアに渡った彼は(1973年後半に心臓発作に見まわれ生死の縁をさまよった彼は、これまでの人生を見つめなおし、新たな活動の方向性を探るためにヨーロッパに活動の場を移した)ラジオ放送向けに3~4分ほどの短めの作品群を書き上げます。それらの作品が「ビオレンタンゴ」「メディタンゴ」「トリスタンゴ」「アメリタンゴ」‥‥‥そして「リベルタンゴ」でした。
これらの曲が収録されたアルバム「リベルタンゴ」は評判も良く、彼の知名度を上げる事になりました。
ピアソラ自身は「リベルタンゴ」について、「自由への讃歌のようなもの」「新天地での新たな発想への祝福」であると語っています。
Libertad「自由」とTango「タンゴ」の合成語のタイトルは、心機一転イタリアで活動していこうとするピアソラの希望に満ちた想いのように感じられます。
「3・3・2」のビートに乗ってタイトル通りの自由から湧き出る各奏者の様々な演奏の可能性が響く曲ですね。
この映像は広島県江田島市にあるcafe OLIVE & LIMEにて行われたものです。
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