英語を極めたい人も同じだと思います。英語圏で教育を受けた人は子供の頃から英語の歴史を繰り返し習わされる。文字通りイングランドの言語なので、イングランドの歴史を知らないことには、イングランド語がどのように成立したのかも分からない。 Old English, Middle English, Modern Englishの変遷理由を知ることも大事だし、どの英単語がギリシャ語由来、ラテン語・フランス語由来なのかも学びます。言語・単語のおおまかな歴史を理解すれば、イタリア語・スペイン語・フランス語・ポルトガル語・ルーマニア語などラテン語から発展した言語、ドイツ語・オランダ語・デンマーク語、スウェーデン語、ノルウェイ語など古ゲルマン語から分岐した言語などの習得も簡単になります。 現在でも政治・外交用語はフランス語が多いし、学術用語や論文の書き方はラテン語が多い。英語圏の学校では英語の歴史を学ぶためにも、シェークスピアの劇を古い言い回しでやったりもする。実は日本の国語授業でも同じことをしていて、古文に触れさせることで日本語と日本文化の歴史を学ばせるようにしてる。