【松明あかし】17本の巨大な火柱に込めた鎮魂の思い

福島県須賀川市で４３０年あまり続く伝統行事「松明あかし」。市内の各町内会や企業、学校などが作った高さ約７ｍ、重さ約１トンにもなる松明を山の山頂に立てて燃やす姿は圧巻で、全国有数の火祭りとして名高い。由来は戦国時代、伊達政宗との戦によって亡くなった人々の霊を弔う鎮魂の祭り。須賀川の人々に代々受け継がれてきた鎮魂の思いを松明に託している。去年、一昨年は新型コロナウイルスのため１本だけ松明を立てて無観客で開催された。今年は３年ぶりの有観客開催。規模は縮小されたが、市民の思いは大きく膨らんだ。伝統を受け継ぐ松明の作り方から熱気あふれる祭り本番までを描く。
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