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人気漫画「セクシー田中さん」の作者である漫画家・芦原妃名子さんの死去をめぐっては、ドラマ化にあたり、脚本をめぐるトラブルがあった可能性が指摘されています。これまでの経緯、そして、原作者の権利とは何かを解説します。
■ドラマ化の条件の中には「しっかり漫画に忠実に」
井上貴博キャスター:
小学館の雑誌で連載していた「セクシー田中さん」の原作者は芦原妃名子さんです。
2023年10月、日本テレビが漫画を基にドラマ化するにあたり、脚本を巡るトラブルがあったのではないかということです。
芦原さんのブログによると、ドラマ化の条件があったといいます。
【ドラマ化の条件】
・しっかり漫画に忠実に 忠実でない場合は加筆修正
・ドラマオリジナルの終盤は芦原さんがあらすじからセリフまで用意
1~7話に関しては、漫画を大きく改変したプロットや脚本があり、加筆修正を行った。
8~10話に関しては、大幅に改変した脚本であったことから、9・10話に関しては芦原さんが脚本を担当。
そういった中で、テレビドラマとして視聴者の皆さんに放送したということになるようです。
■脚本めぐり異例の対応も
2023年12月24日、ドラマの脚本家が「最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑した」(一部抜粋)とSNSに投稿。
芦原さんは、2024年1月26日に9・10話の脚本を書くことになった経緯をSNSで説明しました。
今回の件について、日本テレビ側がコメントを発表しました。
そして、そのコメントについて「逃げるは恥だが役に立つ」などの脚本を担当していた野木亜紀子さんは、自身のXにて、「日テレのコメントは、第二弾が出てもなお、あまりにも足りていない。本来、日テレと小学館の間で話し合い、納めるべきだったところが、なぜここまでのことになってしまったのか」(一部抜粋)と投稿しています。
■専門家「今回は原作者の権利が守られていないのではないか」
法律の観点も含めて今回の問題点について、弁理士・知的財産アナリストの永沼よう子さんに話を伺いました。
「著作権法上、原作者の権利が最も強い。二次創作(ドラマなど)でも、原作者と制作側は同等の権利を持つ。原作者の投稿などを見るかぎり、今回は原作者の権利が守られていないのではないか」と指摘しています。
ホラン千秋キャスター:
最初の約束はどうだったのか、というところですが、例えば既にたくさんの単行本が出版されているものを10話程度のテレビドラマにする場合、現実的に考えて様々な部分を削らなくてはならない、ストーリーを少し変えなければならない場合もあると思いますが、今回はとにかく「作品に忠実に」という最初の約束がなぜ守られなくなってしまったのか。
やはり約束と違うと生みの親はものすごく傷つきますし、ファンもたくさんいる中で、なんでこんな結末を迎えなくてはならなかったのか、ということを考えると本当に悔しくてしょうがないですよね。
萩谷麻衣子 弁護士:
権利関係がどうなっていたのかは非常に気になるところです。
最初に出ていた「ドラマ化する条件」が契約書などにきちんと落とされていて、それが制作者と原作者側で共有されていたのかなという所は非常に気になります。
そのような条項がなかったとしても、ドラマに対して原作者というのは著作者人格権を持っていて、その中の同一性保持権(自分の意図に反して勝手に改変されないという権利)もあります。
とはいえ、ドラマなので全く改変しないで作るというのは、まず難しいと思います。その辺りを著作者側と制作者側が、どれだけコミュニケーションをちゃんと取って進めていたのかというところにも問題があったのかなと思います。
ホランキャスター:
スケジュール的な問題で、どうしても放送に間に合わせなくてはならない、だから急がなくてはならない、という状況が発生するのであれば、もっと早めに撮り始めたり、スケジュールの調整をするなどして、やはり最初の部分をどうにか守れたのではないか、というところが、悔やまれて仕方がないという気持ちです。
萩谷弁護士:
最終的には、原作者も脚本家も苦しむ結果になってしまって本当に残念です。
やはり、作品は原作者の精神的活動から生み出されて、精神性やメッセージ性や思想性が注ぎ込まれてるものなんですよね。そこを尊重する態度が制作者側にあったのかなというところが気になります。
井上キャスター:
弁理士の永沼さんは、一般論として「ドラマなどは時間的な制約があり、原作者を軽視する傾向が見られる」としています。
日本テレビだけでなく、テレビ制作者含めて、今回の件に真摯に向き合う必要があると思います。
■悩みがある方・困っている方へ 電話やSNSなどでの相談窓口
悩みや不安を抱えて困っているときには、電話やSNSで相談する方法があります。一人で抱え込まず相談してみてください。
厚生労働省のホームページや「まもろうよ こころ」と検索すると、電話やSNSなどでの相談窓口を調べることができます。
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