数百年前から伝わるとされる「広瀬浮立」 5年ぶりに奉納されるも後継者不足などで歴史に幕【佐賀県】 (24/09/13

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サガテレビ ニュース

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唐津市厳木町の広瀬地区で数百年前から伝わるとされる「広瀬浮立」。コロナを経て先日5年ぶりに奉納されましたが、後継者不足などを背景に今回が最後となりました。地元の住民の複雑な思いを取材しました。
響き渡る太鼓の音。受け継がれてきた伝統。唐津市厳木町広瀬地区の「広瀬浮立」は、男衆が裃姿で奉納する全国的にも珍しい武家浮立で、県の重要無形民俗文化財に指定されています。
コロナ禍を経てことし5年ぶりに奉納しましたが、地区の高齢化や浮立の担い手不足により、その長い歴史に今年で幕を閉じることになりました。
太鼓の表面を拭き上げているのは参加者の中で最年少・29歳の田久保隼人さんです。
【田久保隼人さん】
「大変ですね。いやになりますもん」
広瀬浮立で使うバチは短く、叩くときに太鼓の面が手に触れることと、太鼓の音を手で止めることから出血することも多々あるそうです。
【田久保隼人さん】
「地区とのつながりというか、これがあったから(浮立)していたというのがなくなるのはあるけど寂しいまでいくかというと、練習との天秤にかけたら・・・。外野としては見たいかもしれない」
田久保さんに太鼓や所作を教えている男性は、浮立の歴史が幕を閉じることは、時代の流れだと感じています。
【男性】
「昔はみな農家だったので地元にいたし比較的集めやすかった。今時代かわって大学行った人は戻ってこない。そういった意味で人が不足している(終了は)やむを得ないところでしょうね」
浮立当日、裃姿の男性が一斉に並び、厳かな雰囲気が漂います。約40人の一行は天山神社の境内まで約700メートルを笛や太鼓を鳴らしながら練り歩きます。
囃子神社に到着すると、浮立最大の見せ場でもある掛け声に合わせて体をひねりながら太鼓を打つ「ねじり囃子」を披露。
奏者は奉納中、演奏に集中しなければいけないという厳格な決まりがあり、流れる汗は周囲の人に拭いてもらいます。
始まってから2時間ほど、最後の奉納が無事に終わりました。
【女性】
「ちっちゃい時からの思い出がたくさんあって。終わるのがもったいないしなんとか続けられたらなという思いがする」
「さびしいですね。(最後と)知らなかったですけど、練習もなかなか大変ですしね」
【遺影抱えた観客】
「一緒に見ようね、って最後だから連れてきた。感動しました。一緒に見れて涙ぐんだ」
手を痛めながら最後まで全うした田久保さんは。
【田久保隼人さん】
「やりきれたんで点数で言ったら100点満点、それ以上。(今回で最後は)みんなで話し合って決めたことなんで。仕方ない、流れかなと思っている」
【曲渕俊之会長】
「来年も頑張りたいところですが、浮立衆1人1人に色んな事情がございまして、本日をもって広瀬浮立の奉納を終わらせていただきたい」
保存会会長の曲渕俊之さんは、地元の人たちを前に複雑な思いを吐き出しました。
【広瀬浮立保存会 曲渕俊之会長】
「自身が役についているときに終了せざるを得ないのはとてもつらいこと、どの地域の浮立も同じ悩み抱えている」
この日は終始晴れわたり、大勢の観客も訪れ最後の浮立に花を添えました。数百年続いた伝統の浮立は惜しまれつつも静かに幕を閉じました。

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