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旧藤野町牧野の篠原集落と旧津久井町青野原の国道413号を結ぶ一般県道。牧馬峠(約410m)を最高地点とする本格的な峠道で、峠までは、篠原の起点から約150m、青野原側の青馬橋から約230mの高低差があります。また、青馬橋から終点までも約45mの高低差があり、篠原側からの順走時は大きな登坂が2度あります。
人口希薄な山間部を通過する為交通量は少ないですが、藤野市街(国道20号)-青野原間の最短ルート(メインルートは県道76号+国道413号)である他、国道20号・中央道大月方面と厚木・伊勢原方面を結ぶ抜け道の一部になっている為、中央道の混雑が激しい休日の夕方を中心に一定の交通量があります。また、GW等の大型連休の夕方-夜間には上り線(篠原→青野原)で、大渋滞中の中央道を避けた車が数珠繋ぎになる事もあります。
ほぼ全線が、主に1964年の青馬橋開通の前後に整備されたと思われる2車線道路ですが、牧馬峠付近の約300mのみ何故か未改良のままで、基本離合不能の致命的な隘路。2.0mの幅員制限が掛かり、区間の両端に設けられた津久井名物の車両制限鉄柱(ゲート)が該当車両の通行を拒んでいます。その異様な光景から、短い狭隘区間の割に「険道」の印象が強く、有用な抜け道の途中と言う「身近さ」もあって、険道揃いの津久井の県道の中でも高い知名度を誇る「険道」のようです。また、牧馬峠の篠原側は12%の急勾配が700mほど続き、これもこの峠の知名度を上げる要素になっているようです。なお、現在牧馬峠のすぐ西側は、土砂崩れの為片側交互通行の措置が取られています。
因みに、1983年5月31日の藤野津久井線認定前は、現在の県道64号(伊勢原津久井)と一体の「藤野伊勢原線」と言う路線(一般県道)でした。