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福岡市の小規模タクシー会社。働いているのはドライバーはバングラデシュ、ペルー、アメリカなど出身はさまざま。
46人のタクシー運転手のうち12人が外国人。運転手の4分の1を占めます。"
売り上げ成績をみると…1位と2位は外国人
東栄タクシーでは日本人運転手の平均年齢が60歳を超えました。フルタイム勤務が難しくなった高齢ドライバーに代わって外国人が中核になりつつあります。
身長2メートル3センチ!ギニア人のマラ・バンガリーさんは今年8月にデビューした新人。
元バスケットボール選手で日本全国をまわっていましたが、就職のために福岡へ引っ越してきました。
その理由とは…「なんでお金かけて沖縄まで来るの。面接だけ。まだ会社入っていないのに。この会社は信用できる」
採用担当の中里さんは当時マラさんが住んでいた沖縄まで出向き、マラさんの家族にも会社のことを説明しました。
外国人運転手が苦労するのが二種免許の取得。特に学科試験に苦戦するといい、マラさんは8回目の受験で合格しました。
外国人運転手を増やすため、今年から全国ほとんどの地域で英語やスペイン語など20の言語で受験ができるようになりました。
東栄タクシーは免許取得にかかる教習・受験費用30万円のほか、合格するまでの間も日給8000円を支給する制度があることも入社の決断を後押ししました。
ペルー人のエドゥアルドさんはタクシードライバー歴9ヵ月
「福岡は客がいっぱいいる。タクシーが少ないから。値段(売り上げ)がすごいすごい」
就職のために静岡から引っ越してきたエドさん。給与明細を見せてもらうと…1ヵ月の手取りはなんと63万円
タクシー運転手の都道府県別収入ランキングで福岡は全国9位。一方、物価は、5番目に安いという調査結果があります。
稼ぎが比較的多い一方、生活費が安いのが魅力です。
また、東京に比べ福岡の道の走りやすさもあります。
「東京も私は知っているけど、東京は(道が)難しい。交差点がいっぱいあるから。福岡は道もあまり難しくない」
この日は大学での打ち合わせ。採用活動を新卒の留学生にも広げようというのです。
新卒の留学生を採用するため、大学との提携を拡大させ、3年後には従業員の半分を外国人運転手にすることを目指しています。
外国人の採用では多くの企業が試行錯誤していますが、東栄タクシーでは、給与などの待遇面への配慮だけではなく、日本人と同じ仕事を外国人運転手に任せています。
今後、経営を担う外国人人材の育成がビジネス持続の鍵となりそうです。