Song of the Waitaha

マラエ　ワイタハの聖なる土地　ニュージーランド
チャド・クーパー
初めてマラエを訪ねた時、私は真っ白な状態で中へ入りました。
人々をリードする必要もなかったですし、そうすることを期待もされていませんでした。
私はそこではリードする者ではなく、1人の参加者でした。
初めて芝生の上を歩いたことを覚えています。私の家の後ろにあるような芝生の上です。
そこで私は人生で初めての変容を体験しました。
それはまるで古代ローマの戦士が身につけている鎧や革紐を外していくような感じで、
ただその留め金を外して、鎧を落とし、剣を落として、
そして、自分を守っているものが全て剥がれ落ちていく、
完全に無防備な状態になりました。
このプロセスは、ほとんどの人にとって非常に怖いことですが、
実際にこれは強さであり、パワーなのです。
そして、あなたがその状態でいることで、まわりの人々がその影響を受けて、
耳を傾け、何かを試してみようとするのです。
つまり、あなたがその状態でいることによって、
「この人はすべてを受け入れてくれるんだ」と人々が思い、
あるレベルの信頼関係が築かれるのです。
自分が注目しなければならないことがあるのかもしれない、
又は、とても抗えない何かがあるのかもしれない。
多分、それをやってみるべきなのでしょう。
『沈黙の次に、表現し難いものを最もよく表現するのは音楽である』
ようこそ　わがやへ
テポロハウ（パパ）　ワイタハ長老
ワイタハに会いに来た。
そのメッセージを聞いた。
そのメッセージを見た。
そのメッセージを感じた。
そして、私たちがメッセージになった。
あらゆるものが物理的に一つの場所に収まる、夢の時間の中では、
我々はあなたのすぐ近くで語りかけることができます。
私たちは人々が必ずしも見ていない多くのことを、ここで感じて、聞くことができるからです。
私は内側へと　深く入ってゆきます。
なぜなら、必要なもの全ては私たちの内側にあるからです。
私たちの骨にそれは記録されています。
そして、これが皆さんと分かち合いたい、「骨の出会い」の最後の部分なのです。
（訳 MAKIKO MIKI ）