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将棋の「王将戦」第6局は、藤井聡太五冠が挑戦者の羽生善治九段に勝利し、タイトル初防衛を果たしました。現在保持するタイトル数が最も多い「若き天才」と、通算獲得タイトル数が最も多い「レジェンド」、注目の対局に舞台となった佐賀県上峰町は大いに盛り上がりました。
◆熱戦を振り返り「柔軟な判断に強さ感じた」
藤井聡太五冠「防衛できてホットしている気持ち」「羽生九段の読みの深さ柔軟な判断、感覚というところが長い持ち時間だからこそより強く感じる場面が多かった」
「王将」のタイトル初防衛から一夜が明け、藤井聡太五冠は安堵の表情で熱戦を振り返りました。
対局のあった佐賀県上峰町の町民「頭がよかよか、よかよか」「うれしかよ!あたし達も藤井さんが勝つとよかバッテンと思ってね、孫のごたっけんね」
先週金曜日、上峰町にある温泉施設で開かれた前夜祭。用意された100人の席に1000人以上が応募、倍率10倍を超える抽選を勝ち抜いて参加した将棋ファンは・・・。
女性2人組「藤井さんのファンで、羽生さんも前から知っています。羽生さんにも100期は獲ってほしいってのもあるし、藤井さんも防衛はしてほしいってのはあるので、勝負決まるのが楽しみであり怖くもあります」
◆各地で“場外戦”が盛り上がる
午前9時。料理店「大幸園」に設けられた会場で、羽生九段が飛車先の歩を突いて注目の対局が始まりました。その頃、近くの会場では「子ども王将戦」が開かれ小学生32人が白熱した戦いを繰り広げていました。
男の子「藤井聡太さんが憧れです。最初は負けていても大逆転できるところが憧れています」
一方、年齢層の違いからか、対局2日目に行われた大盤解説会では、羽生九段を応援する声が藤井聡太五冠を上回りました。
◆“いちごさんムース”をおかわり
注目されたのが、佐賀県産の食材を使った食事です。1日目のおやつで藤井王将が頼んだのは「いちごさんムース」は、実は「おかわり」だったのです。
大幸園・藤聡太郎総料理長「祝賀会でお出ししていたメニューでそれを選んで頂いて、とてもおいしかったのかなと、またご注文いただいてうれしい気持ちでした」
1日目の昼食で藤井五冠は「佐賀牛の陶板焼き」、羽生九段は「佐賀みつせ鶏の唐揚げ」を注文。2日目は、藤井五冠が「佐賀県産金星豚のロースト」、羽生九段が「佐賀県上峰産うなぎの蒲焼き丼」を頼みました。
藤井聡太五冠「地元食材を用意していただきすごくボリュームがあって驚きました。休憩時間に対局のことを忘れるくらいの気持ちでおいしくいただいていました」
佐賀県産の食材を使った食事をパワーにタイトル初防衛に成功した藤井五冠。今年中の名人など7つのタイトル獲得に挑みます。