The Pathfinder of Panama

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Werth1939

Күн бұрын

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@木村隆-k3q 7 жыл бұрын

パナマの開拓者The Pathfinder of Panama：1915年スーザ作品 1914年8月、約10年にわたる難工事を経てパナマ運河が竣工した。それまで、北米大陸大西洋側の東海岸から、太平洋側の西海岸へ船で航行するには、南米大陸最南端のホーン岬と南極大陸に挟まれた、ドレイク海峡を迂回する遠大な航海を要していたが、パナマ運河の開通により、所要時間や人件費、燃料費は従来の半分以下となり、物流界の一大革命であった。運河の設計には、10人のアメリカ人技師に混じり、東京大学を卒業したばかりの若き日本人技師、青山士(あおやまあきら)が参加していた。青山は当初「極東の青二才」として、下積み重労働ばかりを強いられたが、仕事への勤勉で真摯な態度が認められてガトゥン閘門の設計を任され、後に同工区の技師長に昇任した。さて、エポックメイキングで躍動感に溢れるこの曲は、パナマ運河の完成を記念して、1915年2月20日から同12月4日にかけ、サンフランシスコで開催されたパナマ太平洋国際博覧会の公式行進曲である。折りしも1914年に勃発した第一次世界大戦の影響を受け欧州各国が出展を渋る一方、最初に出展を表明した日本に対しカリフォルニア州政府は、当時の州民の反日感情をよそに、最も条件のよい出展スペースを割り当てたという。こじつけ鉄道情景：走れ！白熱の蒸気機関車C62 アップテンポ且つ重厚で迫力ある曲想は、高速で疾駆する、蒸気機関車牽引の特急列車を想わせるのに十分で、第1マーチの雄大な曲想、第2マーチのスピード感、トリオ2回目のメカニック感、白熱化するボイラーから高温高圧の蒸気がピストンを押し出す。躍動するコネクティングロッド、メインロッド、クロスヘッド。高速回転する1750㎜の動輪… 各トリオ間の中奏では、自動給炭機が連続して石炭を放り込み、金管楽器の咆哮は米国の巨大機関車のようなC62の汽笛を想わせる。そして渾身の最終トリオは、120km/hで力走するC62の雄姿。国鉄最大で最速、そして最後の蒸気機関車にふさわしい行進曲である。