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特別支援学校の音楽に関することを発信します。
今回は『感覚統合を活かして子どもを伸ばす!音楽療法』(明治図書)という本に載っている「トントン メトロノーム」という活動を紹介します。ボディーイメージの発達を促すために、メトロノームの拍に合わせて体を軽く叩く活動です。
動画では膝・頭・肩・お腹の4箇所を叩いていて、肩は体の中心線を越えて反対側に手を伸ばしていますが、お子さんの実態に合わせて叩く部位を設定することができます。肘・お尻・ほっぺ・鼻などを入れるのもいいし、手拍子を入れてもできます。
テンポは、本の中では♩=60〜80の速さと書いてあり、動画では60で始めて80にテンポアップしています。お子さんの実態に合わせて設定してください。遅すぎても難しいので、私は授業では、70で始めて80にテンポアップして取り組みました。
本に書いてあるバリエーションは、両手を交互に叩く、左右で叩く場所を変える、中心線を越えて叩くとあり、それらを交えると高等部でもできるかなと思います。ボディーパーカッションの導入などにも使えそうです。
小学部では、叩く部位も少なめにして、MTが「ひざひざひざひざ」のようにずっと言葉かけを続けたり、STがそばで声をかけたり叩く部位をタップしたりという支援が必要になるかと思います。拍にはまっていなくても、体を叩くことで、体のいろんな部位に触覚刺激を提供できるので、体の部位の位置関係を把握する力を育てることにつながると思います。
メトロノームは大型のものがあれば本物を使うのもよいと思いますが、全員が見ることができる大きさのものが用意できなければ、動画のようにメトロノームアプリをTV画面に映して行うこともできます。私は無料のメトロノームアプリで「メトロノームLite by Piascore」を使いました。画像が本物のメトロノームっぽいのと、音も本物っぽいので選びましたが、無料だと広告が消せないことと、振り子のスタートが右からになることが気になる点です。テンポは長押しすると10刻みで変えられます。よさそうなアプリを見つけたらコメントで教えていただけると嬉しいです😊。
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/ musica.felice.style