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変わる広島駅南口「第12弾」です。
再来年の路面電車乗り入れに向けて「基準」となる稲荷町交差点で、広島電鉄にとって初めてとなる”十字の線路”が完成しました。
【加藤アナ】
「工事が始まりました。いま私がたっているところも新しい軌道ブロックということで、これから最後に設置されるのがこの場所ということなんですが、残りこのスペース分だけかと思うと灌漑深いものがあります」
今年8月、大きく動き出した「稲荷町交差点」の工事。
【広島電鉄 駅前プロジェクト推進部・八木秀彰課長】
「広島駅に入れるカーブを作っていく」
再来年、広島駅ビルへ路面電車を乗り入れるため既存の線路の形状を変えるミリ単位の作業。
「もうちょい!もう1回!まだまだ!」
「大きく動きました!いまレールが移設先へとつながりました」
実はこの稲荷町交差点、広島電鉄にとって初めての”十字にクロス”するポイントで既存の線路に加え新たに南北に敷かれる線路の「基準点」になります。
そのため工事はズレが許されない”最も難しい”もので交差点に敷設されるコンクリート製の線路「軌道ブロック」も事前におよそ500個すべてを広島市内の別の場所で仮組みし確認する作業を行いました。
そして、先月…。
【加藤アナ】
「午前0時前、作業が行われるこちらの工事現場にこれから埋め込まれる軌道ブロックが到着しました」
ついに始まった敷設工事。
1個あたり4トンほどある軌道ブロックを慎重に置いていきます。
「おろして。おろして!」
「待って。待って!」
「7mm戻し!」
終電後から始発前までの限られた時間帯に少しずつ置き換えられ景色が変わっていく交差点…。
丸1カ月が経った先週金曜日の夜、最後の作業が始まりました。
交通規制をかけ道路をはがしていく作業員たち…。
ここまでに繋がれた線路を見ると座標を基に”ミリ単位”で調整されてきた様子が感じ取れます。
【加藤アナ】
「紙屋町・八丁堀方面から延びてくる線路、いまたっているのが稲荷町交差点ということでずいぶんと最終形が見えてくるようになりました。そしてちょうどここ、広電でも唯一線路が十字にクロスする場所です。周りに目を向けるとこれから作られていく広電の新ルート、広島駅新しく生まれ変わるその姿、いまから待ち遠しいですね」
日付が変わった土曜日の午前0時半ごろ…。
パズルをはめるように次々と軌道ブロックが置かれレールが設置されます。
そして午前4時すぎ。
およそ500個の軌道ブロックなどを敷設する広電史上初の工事は無事、終わりました。
【八木さん】
「我々の中では難しい工事が一段落付いた。ホッとしている半面広島駅にむけての新しく線路を敷設していく、比治山下方面にむかって線路をしいていく、まだまだ道のりは長いなとということで、今後も安全に確実に工事を進めていかないといけないなという新たな気持ちにもなっている」
次なる大きな目玉、広島駅ビルにつながる高架の橋桁設置工事は「来年度」に予定されています。