こんにちは!オランダ人です(日本語母語話者ではないので、拙者の日本語が何か間違ったらどうかお許しを!) オランダ語とドイツ語も厳密にいうとSOV語順ではなくてV2語順の言語なんです。主の動詞はいつも文の第二順位に置いています。例えば、 日 私はピアノを弾きます。 蘭 Ik speel piano. 独 Ich spiele Klavier. 英 I play piano. 語順はこう見えると英語と同じです。でも、ドイツ語と(ある程度)オランダ語は、こんな文の構造があります。 蘭 Piano speel ik. 独 Klavier spiele ich. このように書くと、“ピアノ”を強調するものです。動詞が第二順位にあるので、全然問題がありません。これは英語とは違います。 英 Piano play I. (誤) SOV語順があるはあるけど、従属節(subordinate clause)の場合のみです。例えば、 日 (自分は)ピアノを弾けると彼が言いました。 蘭 Hij zegt dat hij piano kan spelen / Hij zegt dat hij piano spelen kan. (間違っていませんけど、珍しい言い方です) 独 Er sagt dass er Klavier spielen kann. 英 He says that he can play piano. kan/kann = できる。文の主の動詞は言う(zegt/sagt/says)です。 ご覧の通り、文の第二順位にあります。他の動詞は文末に置く。これは日本語とは違います。日本語こそ正真正銘のSOV言語だと思います。