F▶EF▶ M を長年使ってきたが、これから買う人にはmが一番いい。とオススメするよ。 まず、Fは実用と書きやすさのバランスが良かった。ただ、EF同様ペン先と軸とのバランスが悪いのと、ペン先が繊細長持ちせず、ペン先へはもちろん軸前方への少しの衝撃で書き味がガクッと落ちる。で、細字の宿命かな、書く時ガリガリする。EFが特にそう感じたが、フイットすれば書き味はそこそこいい部類。往々にして万年筆ユーザーは沼にはまるとかき味を求める様になるので細字に物足りなさを感じて次の太字へ太字へと転移する。私は昔、実用性の観点から細字が1番!と思ってたのでF▶EFに転じたが、そもそも、現代で万年筆(特に海外製)に実用性を求めるのは間違いだと気づいた。理由は、インクは基本染料ばかり、古典インクは洗浄が大変(最悪マメに洗浄しなければ、古典インクによってペン先のメッキが剥がれる)、顔料もしかり。高級万年筆をインクで痛めたくないので、万年筆に優しい染料にすれば長期保存に向かないし、149はでかいので机の上でしか使わなくなるからだ。それなら、見た目のバランスがいい、書き味もバツグンなMにしておけばいい。また、染料インクの色を楽しめる太さでもある(インクを本気で楽しむならB) なので、初149は絶対にM(中字)をすすめる。