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マリンバ、ピッコロなどを使って、リズミカルな曲を作りました。
日本人にとって、「ニホンザル」はあまり珍しくはありません。
でも、雪のなかで暮らすサルは非常に珍しく、さらに温泉に入るということで、世界で注目を浴びているのです。
長野県の北部にある「地獄谷野猿公苑」では、温泉モンキーをひとめ見ようと、世界中から観光客が集まっています。
ただし、この温泉、人もいっしょに混浴している姿はあまり見かけません。
この野猿公苑は、志賀高原の西に位置し、標高850メートルのこの地は、一年のほぼ3分の1が雪に覆われるという厳しい環境の中にあります。
昔の人々は、硫黄臭と、立ち上る温泉の湯気を見て、この地を「地獄谷」と呼びました。
しかし、ここはサルたちにとっては極楽で、古くからニホンザルの群れが自然のままに暮らしてきました。
サルが温泉に出勤して、観光客にその姿を披露してくれるのは、寒くて天気の悪い時だけとか。
朝、山から降りてきてのんびり過ごし、ときには温泉に浸かり、夕方山へ帰って行くといいます。
サルの仲間のほとんどが暖かい地方に生息しており、日本の固有種である「ニホンザル」は、寒さに適応した、世界で最も北に住む霊長類です(われわれヒトをのぞいて)。
冬には深い雪におおわれ、氷点下10度以下にもなるような極寒の地で暮らすサルはほかになく、海外の人たちからは、「スノーモンキー」と呼ばれています。
サルたちは、寒い冬に温泉から上がっても、湯冷めはしないのでしょうか?
ヒトは、汗を出してその気化熱で体温を調節しているので、湯冷めをしやすいものですが、全身が毛におおわれている彼らは、汗腺が少なく、汗をあまりかかないために、急激な体温変化は起こりにくいということです。
そして、温泉に入るサルには、体を清潔にするといった目的はありません。
ただ、温泉に入ると体が温まり気持ちがいいというのは、私たちヒトと同じ。
目を閉じてうっとりしている表情を見れば、一目瞭然ですね。