ワクチン同時接種

ワクチン同時接種という言葉をしばしば耳にするようになりました。さてどういうことなのでしょうか。当院では2006年11月から始めました。種類の組み合わせににも本数にも、とくに制限は設けていません。接種される子どもたちには不評ですが、お母さん方には好評です。
　同時接種に関しては、厚労省の定期（一類疾病）の予防接種実施要領の中に次のように記載されています。「（２）二種類以上の予防接種を同時に同一の接種対象者に対して行う同時接種（混合ワクチンを使用する場合を除く。）は、医師が特に必要と認めた場合に行うことができること。」（１８他の予防接種との関係）
　どうぞご覧になって同時接種の理解を深めてください。（第1版.2010.11.16）
　同時接種に関しては「かわむらこどもクリニックHP」およびBlog「こどもクリニック四方山話」も参考にしてください。（第2版.2011.2.23）
　ヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンの同時接種後の死亡例が6例あります。因果関係は不明ですが、厚労省の通知で両ワクチンの接種が見合わされています。また、HPで両ワクチンと同時接種のアンケート始めました。ご協力を！（第3版.20113.10）
　2011年4月1日からヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンの同時接種が再開されることが確実になりました。アンケートご協力ありがとうございました。（第4版.2011.3.28）
　昨日100km離れた都市から3時間かけて同時接種を希望する19歳の女子が来院しました。理由を尋ねると、近隣の医療機関では小児以外には同時接種しないとのことでした。同時接種は年齢に関係なく接種できます。特に高齢者の場合には、肺炎球菌とインフルエンザワクチンの同時接種が推奨されています。（第5版.2016.8.30）