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朝晩はまだまだ冷えて日中との寒暖差が大きいこの時期、本当に気を付けなくてはいけない「心不全」。基本的に完治しないと言われているこの症状。藤田医科大学病院循環器内科・井澤英夫医師に話を聞きました。
心不全とはどんなものなのか。日本循環器学会などによると「心臓が悪いために息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり生命を縮める病気」と定義されています。
この「心臓が悪い」は高血圧や心筋梗塞、不整脈、心筋症、弁膜症など心臓の疾患を意味します。これらが原因で心臓のポンプ機能が正常に働かなくなり、血液の循環が滞るんです。そうなると、息切れやむくみ、失神、チアノーゼ、食欲不振、下痢などの症状が出ます。
消化器官の異変が心不全のサインになりうるということを知っている人は少ないようで、井澤医師によりますと心不全と思わず消化器内科を受診する人もいるそうです。
このように心疾患によって心臓が悪くなり体も悪くなっていくことを総じて心不全と呼ぶんですが、特に注意が必要なのは長い間心臓が働いてきた「高齢者」です。国立循環器病研究センターのデータでは心不全を患った人の平均年齢は男性75歳、女性81歳、高齢であることがわかります。
一度ダメージを受けた心臓は元には戻らないので、基本的には移植をはじめとする外科手術以外では「完治」しません。
怖いのは再燃。2017年に厚労省が調べたところ心不全を発症したあと、5年後生きている人の割合、5年生存率はおよそ50%。
井澤医師によりますと今は良い薬がたくさん出てきて、5年生存率は少しずつ改善しているものの、命を落とす危険が高い病気であることに変わりはないので、注意が必要だということです。
一度、心不全になった心臓は「崖から落ちるのを直前で必死に耐えている状態」、「何かのきっかけでバランスが崩れると一気に崖から転げ落ちてしまう」ということなんです。
冬は寒さで血管が収縮して血圧が上がり、心臓に負荷がかかっている状態なんですけど、冬から春にかけて暖かくなると寒暖差もでてきます。そうすると、血管が縮んで開いてというのが頻繁に起き、さらに心臓に負荷がかかります。ですので季節の変わり目は要注意なんです。
さらに体調を崩しやすい時期でもあります。風邪とか、最近では新型コロナにかかってしまうと、発熱や脱水などが心臓へさらなる負荷をかけます。体力を奪われると一気に心不全が再燃する可能性があるということなんです。
心不全にならないために、その要因となる高血圧や心筋梗塞など心臓に関連する病気を患わないようにお酒やたばこを控えて不摂生をやめることが第一です。
さらに再燃しないようにするには「足腰の筋肉をつける」ことがポイントなんです。
心不全を患っている人は血液循環が良くなく、全身に酸素などがいきわたらないので、動くとすぐに疲れてしまいます。すると運動不足になり筋力が落ちてしまって、また体力が落ちて疲れやすくなるという、負のスパイラルに陥りがちです。
無理をしない程度にウォーキングや体操などの有酸素運動で足腰を鍛えるようにしてくださいと話していました。
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