Verse1 真っ赤なチャップスカウボーハット 腰にぶら下げたウィンチェスターM73 ダスターコートを羽織って 愛馬の蹄がテキサスの大地を蹴った カンザスはドッジシティで何箔か休み ネブラスカ オクラホマ ノースダコタでは荒稼ぎした 灼熱の太陽ウェスタンサルーンを捜す 年季の入ったスウィングドア ストックヤードの男達に紛れて コーンウィスキーを頼む 店主は顔をしかめた… どこかで見たような顔だ… 髭を触って思い出す、 あどけない顔したお尋ね者だ 赤毛の賞金首、五つの州で強盗を繰り返し蒸気機関車も襲った 酒の良さは分からず身体が火照れば店の外の馬に跨り ブルホイップを振るう 5フィート7インチしかない身体で馬を操り、ワイルドウェストの最果てを目指す アリゾナ訛りのギャング共が駅馬車強盗を繰り返していた 稼ぎを横取りする 昨日を振り返る真似はしない欲望のままに生きる! 彼の名は 【ジャック・ウィルソン】 何も怖いものはない前方に見えるロングドライブ バッファローの群れ 景気づけで空に銃弾を放った (Hook) 星に願いを込めて 神々の祈りを唱えて 仔牛が眠りについたら あなたのことを聞かせて La vida es bella.. (生きていることは素晴らしい) Sigue a tu corazon (心のままに) Nadie es capaz de matarte en mi alma. (自分の心の中にあなたはずっと生きている) Amanecera dentro de una hora. (夜があけるわ) Verse2 ウィリアム・ハーディはコロラド州産まれだ ”お友達”の手配書を眺めて バーボンを舐める ダラスの牧場で牛の世話をしていた時 ”ジャック”は良く遊びに来ていた 本名は 【ジム・ルーズヴェルト】 銃の撃ち方も教えてやった 奴は目が良かった ゴールドラッシュの名残り 1880s フロンティア ビリー・ザ・キッドがいた時代だ 地元の酒場、奴はカッとなって銃を抜いた 15の時、それが最初の殺しだった… 牛泥棒に混ざって殺しを繰り返すジャックを一度捕まえかけたことがある グラスをカウンターに置いて店を出ると立派な鬣のクォーターホースに跨る。 銃弾の痕がある保安官バッジ 奴と対峙した夜に貰ったワンコインショット 昨夜磨いた”ドラグーン”にコルト16インチ 大分近くまで来ている! あの夜奴は ”友なら見逃してくれ”と言った ”俺たちは幼馴染だろ?”と。 既に24人も殺した無法者を見過ごすわけにはいかない 鞭を強くいれると馬の咆哮が鳴り響く。 赤い夕陽を背に受けながらドッジシティを目指した (Hook2) 月の光に誓った 境界線での約束 激しい雨は容赦なくあなたの言葉を遮る La vida es bella.. (生きていることは素晴らしい) Sigue a tu corazon (心のままに) Nadie es capaz de matarte en mi alma. (自分の心の中にあなたはずっと生きている Amanecera dentro de una hora (夜があけるわ) Verse3 カンザス レッドリバー ルート66 アメリカン・インディアンから授かった知恵 トウモロコシ畑を照らす橙の夕陽、ジャックを乗せた馬がゆっくりと足を止めた 親戚のブルースター叔母さんの家がこの辺りだ 羊を飼ってる 奥の廃家に上がり込みウェスタンブーツを脱いだ 陽が落ちれば現れる無数の星たち 小便をしようと裏庭に出たところで額に冷たいものが当たった コルトだ… 「お前を捕まえに来たぞ」 ハーディが言い終えると ジャックは言った 「正々堂々と行こう。」 近くの酒場に移ると二人は同時に向き合った、 二つの銃口が睨み合う 静寂を破ったのはジャックの方だ 「妹は元気か?」 「あぁ市長に嫁いだよルーズヴェルト」 壁掛け時計が21時を過ぎた時 ハーディは引き金をひいた ジャックは瞬時に体を傾け弾はカウンターの酒瓶を粉々にした 今度はウィンチェスターが火を噴く。足を撃たれた保安官は歯を食いしばりながら幼馴染に笑いかけると背中に隠していた16インチをぶっ放した 「 Adios, amigo …」 Hook3 大地に輝くオーロラ カリフォルニアの太陽 列車の窓から見える あなたの背中を追ってた El amor es lo maximo. (愛こそが最上のもの) Inmarcesible (焦ることない) En el peligro se conoce al amigo (危機の時にこそ真の友が分る) Dura para siempre. (永遠に続く…)