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夏の曲
吉沢検校作曲、松坂春栄 増補
箏本手:松浪千紫
箏替手:永池あかり
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「千鳥の曲」でも著名な幕末の箏曲家、吉沢検校(1808-72)の作品。のちに松坂春栄(1854-1920)により手事が増補され、今ではそれも含め通奏するのが一般的です。歌詞は古今和歌集から取った四首で、いずれも夏を題材としており、季節の訪れや移ろいを感じられる美しい歌となっています。「古今調子」という吉沢の曲独特の調弦が、上品で涼やかな響きを生み出しています。
〽いそのかみふるき都のほととぎす声ばかりこそ昔なりけれ
〽夏山に恋しき人や入りにけむ声ふりたててなく郭公
〽蓮葉の濁りにしまぬ心もて何かは露を玉とあざむく
〽夏と秋と行きかふ空のかよいぢはかたへすずしき風や吹くらむ
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永池あかり
koto.nagaike@gmail.com
松浪千紫
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