俑ー兵馬俑素描ー軍団」「偉丈夫」【第18回邦楽器とともに①】  ー新作歌曲を揃えてー Modern Japanese Songs with Traditional InstrumentsYouTube

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日本歌曲協会

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俑 ー兵馬俑素描ー  「軍団」「偉丈夫」
日本歌曲協会主催( www.nikakyou.org​ )
<第18回邦楽器とともに ー新作歌曲を揃えてー>より(動画)①
2023.10.31(火)東京文化会館・小ホール
映像制作 公益財団法人日本伝統文化振興財団
詩:原かずみ
曲:神坂真理子
歌:加川文子(S)
二十五絃箏:金子展寛
尺八:坂田梁山
【解説】
西安近郊、ツアー見学地の一つとして、何気なく足を踏み入れた兵馬俑一号坑。数千の兵士の俑を眼下にした瞬間、その壮観さに震えた。「俑」とは死者とともに埋葬する人形のこと。横二三〇m、奥行き六二m、地下五mの坑に、等身大の兵士俑約六千体と、馬の俑が埋められていた。一九七四年、井戸掘りの農夫が穴と陶器を見つけ、世紀の大発見となった。現在は、そのうちの約二千体が復元され、坑に展示されている。
造営者は、二千二百年前に中国を統一した秦の始皇帝。始皇帝は強権を振るう一方、統治の仕組みや道路網を整備し、文字や度量衡を統一、多様な異民族を登用した。リアルな兵馬俑の姿に、ヘレニズム文化の影響を見る人もいる。
始皇帝の陵墓も同じく西安近郊にあり、地下に壮麗な宮殿、水銀で模された川や海が眠るという。水銀の処理が難しく未発掘のままだが、あの壮大な兵馬俑ですら、陵墓の陪葬坑の一つにすぎないというから凄い。
この悠遠な中国の歴史の証人、兵馬俑との出会いを、詩にスケッチしてみた。神坂真理子さんが付曲してくださり、信頼する演奏家の方々が、今宵、初演される。兵馬俑坑に漂う「気」を感じて頂ければ幸いである。             
(詩 原かずみ)
【歌詞】
  「軍団」
まっすぐな瞳
幾千もの兵士の両眼が
いっせいにわたしを見上げる
二千年の時を超え
光の刃となって
一糸乱れぬ軍団
中国の大地から生まれ
山野を駆け巡った男たちの
たくましい胸
号令を待つ耳が
しずかに立ちならぶ
土から掘り出された俑
人の手で焼かれた像と知りながら
その大きさ
その見事さ
心が ふるふる震えてとまらない
耳のうちにかすかに
馬のいななきが走り
古代の夜がひらく
大地を鳴らず足音
鼓笛の響き 
綺羅星のごとく
闇いちめんに光る剣
いにしえの一夜が遠ざかり
わたしの前には
俑に戻った軍団が
朝陽を浴びて立つ
心が またふるふる震え
  「偉丈夫」
「李さん」 
「王(ワン)さん」
「張(ヂアン)さん」
大きな声で呼んでみたい
結い上げた髪
面差し
口ひげ 
一体とて同じものがなく
あまりに誰かに生き写し
始皇帝のたくましい兵たち
その肩に子をのせ
その腕に妻を抱く
ひとりの男も棲まわせる
偉丈夫たち
「爸爸(バーバ)」
「爸爸」
赤いワンピースの
女の子がひとり
父をさがして
兵馬の隊列を
ひらひらと
めぐっていく
二千年の時を解き
偉丈夫たちが
ゆっくりと頭を回す
声の方へ 声の方へ
雨のような音を立てて

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