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映画「標的の村」劇場ミニライブ 知久寿焼
2013年9月21日@東中野ポレポレ座
標的の村公式webサイト
hyoteki.com/
予告編
hyoteki.com/tra...
<ストーリー>
2012年9月29日。
アメリカ軍・普天間基地は完全に封鎖された。
この前代未聞の出来事を「日本人」は知らない。
日本にあるアメリカ軍基地・専用施設の74%が密集する沖縄。5年前、新型輸送機「オ スプレイ」着陸帯建設に反対し座り込んだ東村(ひがしそん)・高江の住民を国は「通 行 妨害」で訴えた。反対運動を委縮させるSLAPP裁判だ。[※1]わがもの顔で飛 び回 る米軍のヘリ。自分たちは「標的」なのかと憤る住民たちに、かつてベトナム戦争 時に造 られたベトナム村[※2]の記憶がよみがえる。10万人が結集した県民大会の 直後、日 本政府は電話一本で県に「オスプレイ」配備を通達。そして、ついに沖縄の怒 りが爆発し た。
2012年9月29日、強硬配備前夜。台風17号の暴風の中、人々はアメリカ軍普天間 基地ゲート前に身を投げ出し、車を並べ、22時間にわたってこれを完全封鎖したのだ 。 この前代未聞の出来事の一部始終を地元テレビ局・琉球朝日放送の報道クルーたちが 記録 していた。真っ先に座り込んだのは、あの沖縄戦や米軍統治下の苦しみを知る老人 たちだ った。強制排除に乗り出した警察との激しい衝突。闘いの最中に響く、歌。駆け 付けたジ ャーナリストさえもが排除されていく。そんな日本人同士の争いを見下ろす若 い米兵たち ......。
本作があぶりだそうとするのは、さらにその向こうにいる何者かだ。復帰後40年経って なお切りひろげられる沖縄の傷。沖縄の人々は一体誰と戦っているのか。抵抗むなしく 、 絶望する大人たちの傍らで11才の少女が言う。「お父さんとお母さんが頑張れなく なっ たら、私が引き継いでいく。私は高江をあきらめない」。奪われた土地と海と空と 引き換 えに、私たち日本人は何を欲しているのか?