後にイングランドのノルマン朝最初の王様となるギヨーム公(Guillaume)はあくまでもフランス語読みで、英語圏ではウイリアム公(William)と呼ばれています。「征服者のウイリアム」(William the Conqueror)や「嫡出(嫌なやつという意味も含む)のウイリアム(William the Bastard)」とも呼ばれています。 ウイリアムがイングランド王国の継承者の理由は色々な説があり、ハロルド王子に無理やり約束させた事はその一説に過ぎません。ちなみにイングランドの王様はリチャード2世頃(14世紀後期)まではフランス語で日常会話をしていたそうです。ギョームを含めて後の王様もフランスとの結びつきが強く、後にフランス内の領土の継承(相続)争いもはじめます。