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文系と理系の境界線に疑問を持つ学生、浅野輝(あさのひかる)をプレゼンターに、共通の学問テーマで人文社会学と科学、ふたつの世界が交わるインターセクション(交差点)に立つふたりの研究者をお招きし、科学をめぐる問いを深く語り合うクロストーク番組です。
「ザ・インターセクション:文理が出会う交差点」では、文理両方の立場から科学(人文科学,社会科学,自然科学)の持つ特徴や、それぞれの違い、そして、それぞれの学問の社会への影響などについての分析を行うことを目標にしている。
その分析の軸にあるのは、一言で言えば諸科学の客観性である。文系は主観的、理系は客観的というなんとなくのイメージはあるが、このような単純な分類は現状を正しく表現できていない。実際には。様々な学問がそれぞれの方法に基づいて、ある種の再現可能性や客観性を作り出そうとしている。例えば、経済学を例に挙げると、ゲーム理論に関する研究はほとんど数学であるし、計量経済学はデータサイエンスとかなり近い。一方、経済学史などは、ゴリゴリに文系色の強い分野である。このように、経済学一つをとっても多様な手法、客観性が存在する。
多様な方法論に基づく客観性は時に対立することがあり、そのような場面を我々はコロナ禍の政策決定という場面で見てきたし、このような議論はかつてから行われていた。
では、このような固い知識を作るための多様な客観性が存在する背景には何があるのか?言い換えるならば、文系と理系の違いはなんなのか?という問題が「ザ・インターセクション:文理が出会う交差点」のテーマとも考えることができる。
第一回では、東京大学大学院教育学科隠岐さや香教授と共にこれからの議論の大元になる文系と理系の違いについて議論を行います。
【出演者】
プレゼンター
東京大学 学際情報学府 文化人間情報学コース
浅野輝
ゲスト
東京大学大学院教育学科
隠岐さや香教授
www.p.u-tokyo....