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駅のホームから線路に落ちてしまう転落事故。不意の事故から利用客を守るために今、鉄道各社は「ホームドア」の整備を進めています。
各社の東海地方における整備状況は、JR東海では東海道新幹線の「のぞみ」停車駅で、一部を除いて2022年末に完了しています。
在来線は、金山駅と名古屋駅の一部で整備したほか、2026年度までに刈谷駅、2030年度までに千種駅と大曽根駅などで整備する方針です。
名古屋市交通局では、2002年度に上飯田線を皮切りに桜通線、東山線、名城線・名港線で順次整備を進め、2020年度中に完了しました。
整備の前年度と翌年度の転落事故件数を比較すると「効果がある」と言えそうです。
鶴舞線・庄内緑地公園駅で開いたままのホームドアセンサーの調整作業
こうした中、名古屋市営地下鉄で唯一、ホームドアがなかった鶴舞線でも、9月からホームドアの整備が始まっています。
庄内緑地公園駅のホームに並ぶホームドア。9月8日に始まった整備作業は完了しているように見えますが、列車が停まっていなくても扉が開いた状態です。一体なぜでしょうか。
名古屋市交通局駅務課 坂田龍基課長補佐:
「可動式ホーム柵自体は設置できているが、ホームにつけたセンサーを用いて、可動柵の整備を行っているので、現在はそのセンサーの調整作業をしているところです」
ホームの天井に設置された赤外線センサーで列車の停止状態や扉の開閉状態などを検知して、ホームドアの開閉を行います。センサーの調整作業は運行中にはできず、深夜に行われるため、開いたままになっています。センサーが必要なホームドアの導入は、名古屋市交通局では鶴舞線が初めてです。
坂田課長補佐:
「鶴舞線においては名古屋市交通局と名鉄、双方の車両が運行する路線となっていて、交通局の車両と名鉄の車両では、扉の位置が異なっているので、センサーで確認して可動式ホーム柵の制御を行うこととしております」
庄内緑地公園駅のホームドアは10月14日に稼働し、鶴舞線全体では2026年9月に開催されるアジア競技大会までに、庄内緑地公園駅から赤池駅までの整備が完了する予定です。
坂田課長補佐:
「この鶴舞線の整備が完了することで、ほぼすべての駅で可動式ホーム柵の設置が完了する予定となっていて、お客様と列車の接触やホームからの転落を防止できるようになって、お客様に安心してご利用いただけるようになると思います」
名鉄でもホームドアの実証試験
名鉄でも新しい取り組みが始まっています。
記者:
「名鉄の金山駅に来ています。ホームを見ますと、ほとんどホームドアがありませんが、1カ所だけホームドアが設置されています」
名鉄の金山駅では10月1日から、ホームドアの実証試験が始まりました。設置は1カ所のみですが、システムが正常に作動するかどうかは、扉1つで確認できるということです。
扉に注目すると、車両のドアの幅よりもホームドアの幅は、かなり広くなっています。その理由は…
名古屋鉄道旅客施設課 山松祐馬さん:
「弊社の車両には、1つの車両に扉が2つあるものと、1つの車両に扉が3つあるものがございます。その車両の長さも車種によって異なっているので、1つの編成においても最大長が異なるといった課題がございます」
このホームドアも、天井に設置されたセンサーの検知結果をもとに、車両の違いや数、ドアの開閉などを判断しています。2025年3月までの試験期間を通して、正常に作動するかどうかや、乗務員のオペレーションやダイヤの影響なども検証していくといいます。
山松さん:
「実証試験の結果を踏まえまして、より安全安心にご利用いただける金山駅となるように、ホームドアの本格整備を進めてまいります」
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