中島みゆき／タクシー ドライバー【森時計＆マグマグ】

『タクシー ドライバー』は、収録アルバムを発表する３か月前にライヴで先行披露されました。1978年秋のツアー(9/21～12/17 全21公演)にて、ギター１本の弾き語りでした。アルバムより暗い雰囲気を醸し出す、そんな歌唱でした。
　直後、クリスマスが近いこと、当日が千秋楽だったことなどの理由からなのか、中島みゆきは予定にない歌を唄うことをほのめかし、スタッフを慌てさせました。「短い歌だから」と聴衆に向けてなのか、スタッフに向けてなのか、何度も繰り返した上で「決行」されました。唄ったのは賛美歌。「待降節」といって、クリスマス前の３週間の期間に唄われます、と説明していました。タイトルは言わなかったので、後刻、調べたら「来ませ救い主」という歌でした。
◆発表年：1978年
◆アルバム：『親愛なる者へ』1979年
◆コンサート初出：1978年 秋のコンサート
◆夜会：Vol.3『KANーTAN(邯鄲)』1991