【紙芝居風】おはなしルイ・ヴィトン｜あのブランドの始まりを分かりやすく解説｜フランス19世紀の歴史｜ふらんす昔ばなし

今回はフランス筆頭の巨大企業「LVMH」の黎明期を「ルイ・ヴィトン」という一人の男の人生から物語風にお話いたします。（紙芝居みたいに語りたいな～）というのが最初のプランで、目指したナレーションは「まんが日本昔ばなし」です！栃木弁ネイティブの私ですが、なまりはあえて地方色を出さずに語っております。かわいいイラストは大仲千織さんにお願いしました。
ところでルイ・ヴィトンの生きた時代（1821-1892）はフランスが王政から共和政へと第二帝政を経て、目まぐるしく変化していった激動の時代です。また産業革命真っただ中で、社会構造の変革、技術革新、製鉄業の成長、蒸気機関の発達など、人々が明るい未来を信じてそれらの変化を前向きに受け入れていた時代だと思います。
19世紀後半にはナポレオン3世とセーヌ県知事オスマン男爵による「パリ改造計画」により、都市の姿もより明るく清潔で使い勝手の良い街づくりを目指しておりました。「パリ万博」という国家による最新近代文明の顕示も見逃せません。一言で表すなら希望に満ちた「面白い」時代でした。
田舎を裸一貫で飛び出してきた若者ルイ・ヴィトンはまじめに実直に働き、時機を見すえて小さな一店舗をこの世に生み出します。それが現在、コングロマリット（多業種間にまたがる巨大企業）となってフランスの経済を牽引しています。
ちなみにこの動画では「ルイ・ヴィトン」の会社としての歩みや年代ごとの製品説明、当時の課題などについては言及しておりません。お子様でも分かるほんの入門編といったところです。またルイ・ヴィトンという企業を持ち上げたり宣伝する意図はございません。
「ふらんす昔ばなし」の一つのお話として楽しんでいただけたら嬉しいです。
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