#41 タマホームの床材の紹介と満足度 - 2年使って分かった、悪いところ2つ、良いところ３つ

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ローコスト住宅といわれているタマホームで、新築マイホーム（大安心の家）を建てました。
今回の話は、タマホームの床材の紹介と満足度 - 2年使って分かった、悪いところ2つ、良いところ３つをご紹介します。
＝＝　内容　＝＝
今回の話は、タマホームの床材の紹介と、それから、我が家はシートフローリングの床材を選択したのですが、その満足度について、お話ししたいと思います。
まずは、タマホームの標準仕様で選択できる床材を紹介します。
メーカーは、永大と大建から選ぶことができます。
永大は、つき板のフローリングと、シートフローリングから選択できます。つき板のフローリングは、ベースとなる合板やＭＤＦの表面に、0.5mmとかに薄くスライスした本物の木を張り付けてあって、その上に保護用のコーティングがしてあります。
シートフローリングは、ベースとなる合板やＭＤＦの表面に、木目模様をプリントしたシートを張り付けてあって、その上に保護用のコーティングがしてあります。
大建は、シートフローリングのみで、内容はほとんど永大と同じです。
永大も大建も似たような商品で、性能に大差はないので、見た目の好みで選択することになると思います。
私は、永大のショールームに行って、実際に確認してみたのですが、つき板フローリングは、表面がつるつるで光沢のある仕上げとなっていて、もう一方の、シートフローリングは、表面が少しデコボコしていて艶消しの仕上げとなっていました。見た感じは、シートフローリングの方が、本物の木のように見えます。
で、我が家はどちらにしたかというと、シートフローリングの方を採用しました。理由は3つあって、一番大きな理由は、シートフローリングが本物の木のように見えることです。表面が少しデコボコしていて、触った感じも木のように感じるし、艶が無いので、見た感じが無垢っぽいのも良い点です。木目模様をプリントしたシートが貼ってあるとは思えない仕上がりです。
2つ目の理由は、艶が無いので、小傷が目立ちにくいという点です。突板フローリングは表面がつるつるで光沢のある仕上げとなっているので、小傷が付いたときに、すごく目立つんじゃないかと思いました。
3つ目は、前に住んでいた時の突板フローリングのイメージが悪いということです。突板フローリングは表面に0.5mm程度の本物の木が貼ってあるんですが、重いものを引きずったときに、この表面がうっすら凹むことがありました。それから、表面は本物の木なので、日が当たる部分が変色してしまう点も嫌なところでした。
ということで、我が家が採用したのは、永大のシートフローリングを採用しました。色はハードメイプルです。
タマホームのカタログには商品名が書いてなかったのですが、おそらく、アトムフィットGMという商品だと思います。
この商品は、タマホームの展示場で使ってあって、とても印象が良かったので、あまり迷わずに決めたんですが、住んでみて、良いところ、悪いところがみえてきたので、ご紹介します。
まず悪いところから。2つあります。
1つ目は、板と板のつなぎ目が弱いということです。
板と板のつなぎ目部分は、少し濃い色のラインになっていて、それがアクセントになっているところが特に気に入って、この商品を採用したのですが、実は、そこに少し落とし穴がありました。
というのも、入居してすぐに、あれっ？なんだこれって思ったのが、この濃い色のラインと木目の境目の角の部分が、ほんの少しめくれあがっていた箇所があったことです。その時に初めて気が付いたのですが、この濃い色の部分はシートが貼ってあるわけじゃなく、ベースの MDF材だったといことです。
これは永大のシートフローリングのサンプル材なんですが、横から見ると、ベースの木材があって、その上に、MDF材があって、その上に木目模様をプリントしたすごく薄いシートが貼ってあります。0.01mmとかのレベルだと思います。で、その上に、木目のような少しデコボコしたコーティング塗装がしてあります。
ここは丈夫で問題ないのですが、問題は、この角の部分を45度にカットしてある溝の部分です。私が気に入っている濃い色のラインに当たる部分なのですが、ここは土台のMDF材であって、シートではありません。しかも、この濃いライン部分にはコーティング塗装がしてないので、木目のシートが貼ってある部分と、土台の木材との密着が少し甘いというか、一体感がないというかですね、ま、木目シートがはがれやすい感じにはなっています。
とはいっても、木目シートは土台の木材に強力に接着してあり、側面の部分はまったく剥がれないのですが、この角の部分は力がかかりやすい部分なので、剥がれてしまったのではないかと思います。
剥がれた角の部分は、瞬間接着剤でくっつけて、元に戻りましたが、角がなくなっていたら、簡単には直らないと思います。他の箇所もチェックしてみましたが、あと1箇所だけ、かけてはないけど、シートがすり減って、木目が消えかかっているところがありました。スリッパを使っていると、この角の部分とこすれて、すり減ってしまうのかもしれません。
それから、重いものを動かすときに、この溝に気を付けないといけないです。この溝は1.5mmくらいなんですが、意外と幅があるので、重いもの、例えばソファーの足とかを移動して、そのままこの溝に突入すると、ほんの少し溝にはまった感じになってしまい、そのまま勢いよく移動すると、側面のシートが剥がれたり、傷ついたりします。なので、溝を移動するときは、足を少し持ち上げて、溝にはまらないようにする必要があります。
2つ目は、物を落とすと、木目シートがめくれ上がって素地が見えるということです。
特に、硬いものを落とすと、へこまないけど、木目シートがめくれることが多いです。
先のとがったものを落とした時は、シートがめくれるというか、欠けてしまって素地が見えてしまいます。
お皿を落として傷が付いたところは、こんな感じです。色が下地に近いということもあって、木目のシートのめくれが少しであれば、そんなに目立たないですし、これくらいなら補修用のペンでリカバリーできそうです。
一か所、引っ越しの時に硬い荷物を落として、えぐれたような傷というか、穴ができてしまったところがあるんですが、そこは補修してもらいました。こんな感じで、ぱっと見では目立たないくらいまで補修で直すことができます。
次にシートフローリングの良いところです。３つあります。
1つ目は、表面に傷が付きにくく、付いても目立ちにくいということです。
これは、木目シートの表面にしてある保護コート塗装が効いているのだと思います。
また、この保護コート塗装が艶消しで、しかも表面も少し木目のようにデコボコしているので、傷がついても分かりにくいというのもあります。ソファーの足とか、少々引きずって移動させても大丈夫です。ただ、つなぎ目には気を付けないといけないです。
2つ目は、へこみに強いということです。
物を落としても、へこまないです。なので、運が良ければ傷が付きません。あまりにも重いものを落とすと、木目シートがはがれてしまいますが、へこまないことが多いです。ただ、四角いお皿の角とかが当たると、さすがにへこんだり、えぐれたりはします。
3つめは、今のところ、変色は無いということです。
2年目ですが、床に変色の様子は今のところありません。掃き出しのところは、日差しが強く、ロールスクリーンを下ろしていても、この部分は日が当たってしまうのですが、いまのところ変色している様子はないです。10年くらいすれば、変色するんですかね？引き続き様子を見ていこうと思っています。
以上、永大のシートフローリングの良いところ、悪いところを紹介しましたが、これは大建のハピアフロアも同じことだと思います。
ただですね、大建には、もう一つ上のグレードに、トリニティーという商品があります。これは、溝の部分にまで木目シートを張ってある商品で、MDFと木目シートの境目がありません。なので、境目の木目シートがめくれや剥がれが発生しないです。あと、溝の部分の角が丸みを帯びているので、ソファーの足を引きずって移動する場合、溝の部分も比較的スムーズに移動できるように思います。予算に余裕があれば、是非検討してみてください。
Kevin MacLeodのEternal Hopeは、creative commons「Attribution 4.0 International(CC BY 4.0)」でライセンス付与されています。
ソース: incompetech.co...
アーティスト: incompetech.com/