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シリーズ「かちスポ」です。
7月、中国で開かれた中学生世代が中心の女子バレーボール選手権大会で日本は見事優勝しました。
セッターとしてチームをけん引したのは鹿島市の中学生です。
大会のベストセッターにも選ばれた実力と素顔に迫りました。
【波佐間崇晃記者】
「鹿島西部中です。玄関の先には・・・吉村はぐみさんを祝福するメッセージが見えます」
鹿島西部中3年の吉村はぐみさん。
バレーボールの世代別日本代表です。
【吉村さんのクラスメイト 吉田盟さん】
「優しくて、スポーツが何でもできる人。走ることも得意」
【吉村さんの担任 本山典明さん】
「今後も日本の代表として活躍して鹿島の誇りとなって頑張ってほしいと思っています」
吉村さんは部員24人のバレーボール部でキャプテンを務めています。
身長は168センチ。ポジションはセッターです。
【西部中3年 吉村はぐみさん】
「バレーボールの部活動に入ったのは、小学校1年生です。姉がバレーボールをしていて、自分もしてみたいと思ったからです」
本格的に競技を始めた小学1年からセッターひと筋。
スパイクを打つ選手にボールを送る重要な役割を担い続けてきました。
【西部中3年 吉村はぐみさん】
「相手ブロッカーをかわして1枚にできた時や、ゼロ枚になった時が楽しく感じます」
7月、中国で開かれたアジアU16女子バレーボール選手権大会には12の国と地域が参加しました。
日本代表の一員となった吉村さんはセッターとして巧みなボール回しで対戦相手を翻弄、日本を優勝に導きました。
その活躍が評価されて「ベストセッター賞」を受賞。
この世代では“世界トップクラスのセッター”です。
【西部中3年 吉村はぐみさん】
「とても貴重な体験だったけど、楽しかったです。日本が金メダルをとれたのでうれしかったです」
アタッカーとして吉村さんのトスを打つチームメイトは。
【西部中3年 小池黎羽さん】
「ボールのコントロールが良い。自分が求めているトスが上がってくるので打ちやすい」
吉村さんの武器は正確なトス。
スパイクを打つ選手が力を入れやすい、ちょうど手が伸びきる位置にボールを送ります。
コントロールを磨くため個別の練習も。
トスでバスケットボールのリングにボールを入れて、目標への距離感を体に染み込ませます。
【川崎監督】
競技指導歴約30年の川崎智幸監督もその実力に太鼓判を押します。
【西部中 川崎智幸監督】
「今まで私が育てたセッターの中ではナンバー1だと思います。アタッカーひとりひとりの能力を最大限に生かせるセッターだというふうに思っています。クイックあり、バックアタックあり、素晴らしい」
短いトスを素早く打ち込むクイック。
後列の選手を使うバックアタック。さらに。
相手と味方の位置を把握して、どの選手を使うかを瞬時に判断する力にも長けています。
日々全力でバレーボールに向き合っている吉村さん。リフレッシュ方法は?
【西部中3年 吉村はぐみさん】
「寝ることが好きです。(何時間くらい?)えーと、12時間以上です。たくさん寝ると幸せです」
「ただいま」「おかえり」
Q.唐揚げは好きなランキング上位に入る?
【西部中3年 吉村はぐみさん】
「1位!」
【母めぐみさん】
「遠征していた中国では唐揚げ食べてないけんね」
実はめぐみさんも競技経験者。
高校卒業まで9年間、バレーボールに打ち込みました。
娘に抱く夢も日に日に膨らみます。
【母めぐみさん】
「プロになってほしいなとは思いますが、どうですかね」
中学生活最後の大会となるのが中学総体。
鹿島西部中は7月開かれていた県大会を制し更なる成長をとげながら、4日からの九州大会、その先の全国大会に臨みます。
全国大会出場となれば2年連続。
チームは地元・鹿島の選手のみですが大きな目標を掲げます。
【西部中3年 吉村はぐみさん】
「ライバルとなる学校は私立が多いんですけど、地元のチームなりに頑張りたいです。まずは全国大会でベスト8以上になり、そしてそれからもバレーボールを今まで以上に頑張っていきたいと思います」