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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から、次世代大型ロケット「H3」初号機発射を試みたが、打ち上がらなかった。JAXAによると、主エンジンLE9には着火したものの、推進力を補助するブースターに着火しなかった。JAXAで詳しい状況を調べている。
H3は、これまでの基幹ロケットH2Aの後継で、JAXAと三菱重工業が新たに開発した。ただ、独自の燃焼方式を採用したエンジンの開発が難航。燃料を送るポンプにひびや振動が生じるなどトラブルが相次ぎ、当初は令和2年度の予定だった打ち上げは、2回にわたって延期された。
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