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栃木県の郷土料理、「しもつかれ」を食べる風習がある2月6日の「初午」に合わせて大学生が、食べやすいようにアレンジした瓶詰めの商品を開発しました。
栃木県民におなじみの「しもつかれ」。鮭の頭と粗くおろした大根や人参を混ぜ合わせた栄養価の高い郷土料理ですが、その見た目や独特の匂いから好き嫌いが分かれるメニューでもあります。
おいしい「しもつかれ」を作って多くの人に食べてもらいたい。そんな思いから、瓶詰めにしたこちらの商品が誕生しました。
瓶詰めしもつかれを製造・石井優衣さん
「おいしいしもつかれがあるとか、手に取りやすく自分でも作ることができそう、と思ってもらい、栃木県といえば『しもつかれ』と誇りに思ってもらいたい」
開発したのは宇都宮大学地域デザイン科学部2年の石井優衣さんです。埼玉県出身で入学した年の6月、初めて「しもつかれ」を食べたといいます。
石井優衣さん
「お総菜屋さんでできたしもつかれを3軒分食べてみて、甘いしもつかれはちょっと好みではなかったのですが、しょっぱいのはおいしいと思って一袋食べてしまいました」
石井さんは、そのおいしさと奥深さに魅せられ、去年2月、仲間と一緒に栃木市のイベントで「しもつかれ」入りのコロッケをパンで挟んだバーガーを販売しました。こうした活動が縁で、しもつかれに関するイベントのプロデューサーと瓶詰めの食品を販売する企業の社長と出会い、一緒に商品開発を進めたということです。
とりしもつかれWEEKのプロデューサー青柳徹さん
「今まで常温保存で半年のしもつかれなんてなかった。革命を起こした商品が若い人から出てきたのがすばらしい」
「ご飯にかけるギョーザ」を販売するユーユーワールド小川拓矢社長
「彼女の熱意と十何回も作り直しておいしいものができた。これならみんなにすすめられるなという味になったので」
こだわったのは、栃木県産の食材を使うことで鮭の頭の代わりに、県が改良した大型のニジマス「ヤシオマス」の身を入れ食べやすくしました。味付けは塩と醤油のみで、半年間、保存が可能です。
石井優衣さん
「しもかれを苦手な人が少しでも減ったらいい。栃木の人でも『しもつかれアレルギー』というか触れちゃいけないような雰囲気もあったので、そうした思いがなくなったらいい」
「ご飯にかけるしもつかれ」は価格は税抜き600円で、宇都宮市の駅ビル・パセオの「とちびより」や「おいでよ!とちぎ館」、県立美術館の売店などで6日から発売される他、栃木銀行の商談会でも販売されるということです。