池上甲一さん・農水委員会参考人陳述

2024年6月6日、参議院農林水産委員会にて、「食料・農業・農村基本法」改定と合わせて国会に提出されている関連法案、「食料供給困難事態対策法案」「スマート農業法案」「農地関連法」一部改定の審議にともなう参考人意見陳述が開かれ、FFPJ常務理事で近畿大学名誉教授の池上甲一さんが出席し、意見を述べました。
その模様をダイジェストにまとめましたのでぜひご覧ください。

[@user-dy3bw3rs8k]

池上参考人の意見は非常に的確で参考になる意見だったと思います。ここまで分かりやすく実態の指摘があって、参議院及び農水省で今回の改革法案に対して大幅な修正を行わないのであれば、参議院も農水省も農政行政を担う能力が無い事になります。その場合、己の能力不足を認めて全員辞職して頂きたいです。 また池上参考人の意見に3点加えたいです。 まず、ゆず農家の話がありましたが、果樹の農地はおそらく山の斜面であり、掘れば石が大量に出てくる場所だと予想されます。その場合、穀物や芋を作る田畑に変える為には、膨大な労力と5年以上の期間が必要になると思います。 更に、サツマイモの場合、掘ってすぐ出荷するのでなく、温度湿度管理した保管庫で長期間貯蔵する事で糖化が進み、美味しいサツマイモが出荷できます。そうなると、サツマイモに作付転換指示された場合、保管庫に対する設備投資も発生しますが、その設備投資を誰が負担するのか農水省は考えていないと思います。 それからスマート農業は一部作業を効率化できますが、今ある技術では農家が実施している作業全体を代替するには、技術発展が未熟です。センサーの種類が足りず、AIのパラメータも大幅に不足しています。 農家は野菜収穫時に、見るだけでなく、触ったり、香りを嗅いだり、食べたりして、収穫にふさわしい常態か確かめる農家も多いです。しかし触感、嗅覚、味覚に関して人間に代替できるセンサーは世の中にまだありません。 AIのバラメータも全く不足しています。農家は、作物の状態、その時の圃場の状態、天気予報、今後の育成予想、作業後の次工程内容等、様々な事を考えて作業実施します。例えば、作物の内、一部の株に病気が発生していれば作業内容は変わります。雨天後のぬかるみ状態では圃場に入る事を止めた方がよい場合もあり、しかし翌日以降も雨予想であれば収穫だけはしてしまう事もあります。また販売状況を見て全部収穫するのでなく数回に分けて収穫する事もあります。こうした様々で細かい情報を全体的に判断して、農作業内容を決める能力が現在のAIでは全く役に立ちません。政治家も農水省役人も農業の実体験が無いため、スマート農業に幻想を抱いているように思います。

[@Taiga-ci9wi]

農家もバカじゃないから、、超いい加減に生産して､これしか出来ませんでした。で良いのよ。真面目に政治行政に対応しても、お役所仕事なので農家も塩対応すればいい

[@user-jg5di5ff6h]

池上さんの仰る通りです。有り難う御座います。

[@v2_soul_kannda289]

スマート農業して、どんどん農薬散布して綺麗な形の野菜穀物を量産してね。農家は自分の畑で自然栽培して健康的に美味しく食べます。

[@v2_soul_kannda289]

食糧危機が起きても言うことは聞きません。役人が農業者になって作付してね。罰金払いません。政府❌❌❌

[@user-ev2qs7ct4r]

スマート農業は外資向けですね。

[@user-ph4dn8xi3l]

日本の何処かで、スマート農業できるかもしれないが、日本での導入挑戦は無理です、野菜単価が高く、安くなり経営が成り立ちません、つつ”きません、今考えること地方は亡くならないことを考えることだと思います。

[@user-hf3oo2xs5x]

スマート農業ってハードの話よ。 今、困ってんのはソフトの話。 どうやってこの気象変動の中臭らさないで収穫まで持っていけるのか。らまあ、センシングと数値化でデータが蓄積されれば誰にでも原因と問題解消の糸口は掴めるようになるんだが。 どこの会社も、データが集まってさあコレからって時に撤退しちゃうのよね。

[@user-vd9uf7qm2s]

スマート農業ではドローンが必要だと思いますが、ドローンのシェアはほぼ中国です。 スマート農業機器も国内製造できないと、命を握られているということです。