【抵抗制御/添加励磁】富士急8000系,8500系(元小田急20000形,JR東海371系)走行音 / Fujikyu-railway 8000,8500 sound

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Күн бұрын

Japanese train running sound and view in the car.(YAMANASHI/Fujikyu-Railway/Series8000,8500)
富士山麓電気鉄道・富士急行線フジサン特急用8000系(0:00〜)、富士山ビュー特急用8500系(13:37〜)走行シーンです。8000系は元小田急20000形RSE車で抵抗制御、8500系は元JR東海371系で界磁添加励磁制御となっています。
・富士山の麓で、運命の再会
時はバブル期、民営化後御殿場線の活性化を検討していたJR東海は小田急側から乗り入れる急行あさぎり号のSE車更新に合わせ、特急に格上げして運行区間を御殿場から沼津に延長することで輸送改善を図るべく、小田急側は20000形RSE車、JR東海側は371系を用意して1991年3月に運転開始しました。ロマンスカー伝統の連接車ではなく、どちらもボギー車の7連、RSEは4M3T編成、371系は5M2T編成です。時は流れ、あさぎりは2012年に再び運行区間を御殿場までに短縮、車両も全列車小田急60000形MSEに変更され、SE車時代のように小田急車のみでの運転に戻りました。20000形と371系は定期運用を失い、371系は自社で臨時列車に使用されたものの、20000形はフジサン特急の車両更新を検討していた富士急から声が掛かり、1本が3連化されて8000系として2014年に同線デビューしました。一方371系も2014年にJR東海の臨時列車運行も終了すると、こちらにも富士急が声を掛け8500系として2016年に運行開始、同じ富士山の麓、御殿場線から数十キロ離れた富士急線内で当時と同じように両車の離合が見られるようになりました。
・失われてしまった"ワイドビュー"
転用にあたって小田急時代の内装を基本的に維持した8000系に対し、8500系は内装が大幅に刷新され、水戸岡氏デザインによる木材が多用されたインテリアとなりました。1号車の特別車はテーブルやカフェカウンターを備えた指定席で、行楽グループやツアー客向けとなっています。2・3号車の普通車についてはシート配列は従来通りですが、窓枠は内側に木製フレームが設置されました。これはデザイン上の処理なのかもしれませんが、元々371系で肘掛付近まであった大きな窓の寸法を狭めてしまい、更には3号車前方の乗務員室ガラスにも木製パネルが追加されて前面展望に支障しています。私自身371系にはホームライナーでしか乗車したことがありませんが、JR時代には"ワイドビュー"を謳って設計された371系の良さが失われてしまったように感じます。列車名に"ビュー特急"を名乗るならもう少し車窓展望に配慮して欲しかった感は否めず、夜間に乗るなら木の温もりのインテリアの良さが出るのですが、この列車の趣旨はホームライナーでは無く展望観光列車であり、むしろ8000系の方が"ビュー特急"の趣旨に合っているように思います。2020年にコロナ影響で一旦運用から外れた両車ですが、8500系は2021年に定期運用を再開、8000系は2022年から土休日ダイヤでのみ運用再開し、2023年から平日も運用再開しました。
51.箱根登山・伊豆箱根・伊豆急・富士急行 / Hakone-Tozan,Izu-Hakone,Izukyu,Fujikyu-railway
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