読売ジャイアンツ リーグ優勝 1990年 史上最速 1994年 10.8決戦 1996年 メークドラマ Tokyo Yomiuri Giants stereo sound

[1990] 日本シリーズで近鉄を4連勝で破り8年ぶりの日本一になった1989(平成元)年シーズンの翌年，1990(平成2)年は，春先に一時大洋に首位を譲ったものの，その後は首位独走で，9月8日という2リーグ分割以降史上最速でリーグ優勝を決めた。
1990(平成2)年9月8日 読売ジャイアンツ対ヤクルトスワローズ 23回戦 東京ドーム
読売ジャイアンツ 3x - 2 ヤクルトスワローズ
　　　　　　　　　 12345678910
ヤクルトスワローズ 0000100100 2
読売ジャイアンツ　 1000010001x 3
勝:宮本 13勝4敗1S 敗:川崎
本塁打: 吉村10号(川崎)
[1994] 引き分けがなかった1994年シーズンは，巨人と中日が共に129試合を69勝60敗という成績をあげて並んだ。
最終戦130試合目はナゴヤ球場での中日と巨人の直接対決であり，この試合に勝ったチームがセ・リーグ優勝という状況になった。同率で並んだ2チームがレギュラーシーズン最終戦で直接対戦して優勝・日本シリーズ出場権を決めるケースはNPB史上初の出来事で，これ以降同じケースは起きていない。
1994(平成6)年10月8日 中日ドラゴンズ対読売ジャイアンツ 26回戦 ナゴヤ球場
中日ドラゴンズ 3 - 6 読売ジャイアンツ
　　　　　　　　 123456789 R H E
読売ジャイアンツ 021210000 6 12 3
中日ドラゴンズ　 020001000 3 11 0
勝:斎藤 14勝8敗 S:桑田 14勝11敗1S 敗:今中 13勝9敗3S
本塁打 巨:落合15号(今中) 村田真10号(今中) コトー18号(今中) 松井20号(山田)
投手 巨人:槙原（1回0/3）斎藤（5回）桑田（3回）
　　 中日:今中（4回）山田（0回0/3）佐藤（3回）野中（2回）
監督 長嶋茂雄 (読売ジャイアンツ)/高木守道 (中日ドラゴンズ)
審判員 球審:小林毅二/1B:井上忠行/2B:福井宏/3B:山本文男
試合時間 3時間14分
関東地区視聴率（ビデオリサーチ調べ）48.8% (プロ野球中継史上最高)
[1996]このシーズンは前半戦奮わず，一時期首位からゲーム差最大11.5と離されたが，追い上げる様を長嶋監督が「メーク・ドラマ」と名付けるほどの，後半戦に巻き返しを見せて首位に立ち，2年前の「10.8決戦」と同じナゴヤ球場で行われた129試合目の対中日戦で優勝を決めた。広島から移籍した川口投手は自身初の胴上げ投手となった。
1996(平成8)年10月6日 中日ドラゴンズ対読売ジャイアンツ 26回戦 ナゴヤ球場
中日ドラゴンズ 2 - 5 読売ジャイアンツ
　　　　　　　　 123456789 R H
読売ジャイアンツ 013000010 5 5
中日ドラゴンズ　 011000000 2 8
勝:木田 7勝9敗2S S:川口 1勝4敗3S 敗:門倉 7勝3敗
本塁打: 大森2号(門倉) マック22号(門倉) 矢野7号(宮本) 清水11号(遠藤)