冬の星座

[@EngelsFriedrich]

その昔、人々は神の意志を知ろうとして星の動きや並び方に注目した。そして幾つかの明るい星を結んで動物や神々、英雄などの姿を見立てるようになり星座が出来上がった。現在確認されている星座の数は、88座ではなかったろうか。 今からおよそ一千年前、厳冬の京の夜空を仰いだ清少納言は、その著作『枕草子』に「星はすばる。ひこ星。ゆふづつ。よばひ星すこしをかし。尾だになからましかば、まいて。」と嘆息をもらした。ゆふづつは夕星（金星）、よばひ星は流れ星。そのよばひ星はなにやら趣があっていいけれども、あの尻尾がなければなお良い、という意味だろうか。千古の昔から漆黒の夜空に煌めく星辰は、人の抒情をかき立てて来たのかも知れない。土居さんの清麗な歌声に感動を覚える。UP主さんに感謝。（長文失礼）