CD の出始めた頃はマスタリングの機材も、エンジニアの知識もアナログ中心のイコライジングで、再生時に弱まるハイとローを上げてもともとマスターテープが出来上がっていたから、当時のハイローが強調されていたレコード用のマスタリングでは、CDでの音質がフラットになった分、どんしゃり傾向が極端に強くなったためミッドの音質がバランス的に減ったように聴こえたので音質が劣化したと言っていたように想いますね。86年~88年頃のCDの音質は酷い物でしたが、近年のCDはマスタリングによって全部良くなっています。
先日、大御所に教えていただいたエンファシス掛かったCDをパソコンに取り込んで、それをDAC等で再生したときに、パソコン取り込み時のソフトによってエンファシスが考慮されてなかったりすると酷いことになりますかね。 iTunes や Windows Media Player でリッピングしたときはエンファシスの場合は加工してくれるらしいですが、Windows Media Player で加工してくれないケースがあるとかって書いてるところがありました。