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弱小モンスターのプチモスを10ターン以上もフィールドに維持することで特殊召喚できるロマン溢れるモンスター。「自分のターンで数えて」なので相手のターンを経由して自分のターンを迎えることで初めて1ターンと計算する。
しかもデッキからの特殊召喚には対応しておらず、規程ターンをしのいだ上で手札にこのカードがなければならないのが使いにくさに拍車をかけている。
召喚条件の厳しさはもちろん、苦労して出てくるのが攻守が高いだけのモンスターというのが厳しい。
実質、(自分を有利にする)効果を持たない効果モンスターの1つ。似たようなカードとしてゲート・ガーディアンがある。
高い攻撃力を得るだけならプチモスを装備カードなどで強化したほうがまだ実用的。
何故か2011年に発売されたBEGINNER'S EDITION 2までテキストに「通常召喚できない」の文がなかった。
もちろん古いカードでもプチモスを維持して特殊召喚しなければならない。
この手間のかかる召喚方法から、遊戯王OCGを題材にしたゲーム作品ではこのモンスターの召喚に成功することがチャレンジ項目になっていたり、召喚成功によるボーナスポイントが得られたりする。
と、言う風にかつてはコレクター用のカードの域を超えるものではなく、実用とはほど遠かった。
しかし、このカードを召喚条件を無視して呼び出せる『超進化の繭』と『寄生虫パラノイド』の登場で評価は一転。一気に実用レベルに跳ね上がった。
低コストで呼び出せる攻撃力3500は十分に強力。これだけで勝負を決められるほどではないが、除去でないとどかすことは難しいため相手に消耗を強いることはできるだろう。
相性がいいのは装備カードを多用する【甲虫装機】など。高打点を得にくいデッキのためピン刺しすると結構いい働きをしてくれる。
後に「ターンを経過することで成長する」「自身の効果でレベルアップすれば相手の攻撃力(最終形態は守備力も)を下げる」という効果をもっと実用的にしたアルティメット・インセクトが登場しており、グレート・モス系列のリメイクカードとも言える。