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2001年6月8日、大阪府の小学校に一人の男が侵入。8人の児童を殺害し、教員2人を含む15人に重軽傷を負わせた「附属池田小事件」
この事件をきっかけに、教育現場で強化された防犯への意識と行動。子どもたちの安全を守るために、訓練が続けられている。
福島県福島市の福島大学附属小学校は、県内で唯一の国立小学校。ここで毎年6月に行われているのが防犯訓練。校内に不審な男が侵入した想定。
「34人の目で見ていれば、絶対誰かが気づくから。そしたら、その人がすぐに行動に移す。その時は静かに気配を消して逃げる」
附属池田小事件では、開いたままの通用門から刃物を持った男が侵入。その後、教室で次々と児童を切りつけた。
福島大学附属小学校では、この事件後に防犯対策を強化。校門前には警備員。さらに防犯カメラを複数台設置し、不審者がいないかいち早く察知できるようにしている。
保護者にはネームプレートを配布し、これを提示しなければ校舎内には入れない。学校側が不審者を早期発見するために活用している。福島大学附属小学校の斉藤直人教頭は「何もつけていない人が入って来た時には、必ず教員が声をかけるようにしている」と話した。
不審者の侵入を防ぐ一方で、避難の対策もとられている。不審者が確認された場合は速やかに静かに、全校児童が体育館に避難し安全を確保するようにしている。児童は「うるさいと先生の指示が通らないし、犯人に見つかって命の危険があるかもしれないから静かにした方がいいと思った」と話す。
22年前の事件を風化させず、子どもたちの安全をどう守るか?教育現場での対応が続いている。