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時を刻むものたち、時を重ねていく私。
フランク ミュラーとの出会いは、骨董通りの一号店です。ちょっと緊張したんですよ。奥の小さな部屋に通してもらって、ちょっと背伸びした大人の気分で、品物を見させていただく。本当にいい経験になりました。何でも自分のものにすると決めるのは、適当な気持ちでは選べない。じっくり相談しながら決められるのはとても良かったです。でも、実はお店に入る前、ウィンドウにあった一目惚れした時計を選んだんです。それが、私の最初のフランク ミュラーでした。
まず惹かれたのはフォルムの美しさ。現代彫刻のようなラインが、綺麗で新鮮でした。イタリアマダムのイメージも感じました。当時は憧れていたのもあって(笑)。現在、イタリアマダムに近づけたかわかりませんが、今も気に入って着けています。
フランク ミュラーの魅力は、お洒落な感じと本物感。しっかりした重量感があります。私は理数系が苦手ですが、技術的な部分、小さな宇宙が完成されているところに美しさを感じる人もいるかもしれません。