Рет қаралды 3,125
毎日がうんざりするほどの危険な暑さで、全然夏がゆき過ぎてくれないんですけど、暦の上では立秋も過ぎて夏がゆき過ぎましたので、夏がゆき過ぎる朝の爽やかな空気を感じさせる「朝の旅人」をアップしてみたいと思います。
この曲は以前にもアップしていますが、以前のものを見直してみると、ちょっと写真を多く使い過ぎてしまい、画像の切り替えがせわしなく、この作品のしっとりと落ち着いた曲調に似合わないものになってしまっていました。そこで使用画像(使い回しばかりですが)を絞って、曲調に合った流れに作り替えてみようと思ったのが今回のものです。
この「朝の旅人」は自分的には不思議な楽曲で、リアルタイムではほとんど、というか全く印象に残っておらず、まさにKZbinを始めてから「新曲」として聴き出したという感覚があります。にもかかわらずこの曲には「既聴感」があると言いますか、どこか懐かしい、「昔こんな曲聴いたなあ」という感想が出て来ますね。この楽曲の音楽的ルーツについて、「誠ヘンドリックス」様という方が以前の動画で、「60~70年代の『カレッジフォーク』を彷彿とさせるものがある」というコメントを寄せてくださいました。「あの素晴しい愛をもう一度」や「翼をください」、森山良子さん、トワ・エ・モアといった、自分も子どもの頃結構よく聴いていた、メロディーラインの美しい、エモーショナルなフォークソングの流れをくむ楽曲として、「朝の旅人」は位置付けることができるのかも知れません。ということはこの曲は、60~70年代オールディーズのリバイバルを主コンセプトとしているアルバム『プリズム』の主旨に沿った典型的な作品と見ることができます。
この曲でのみづえちゃんの歌唱、特に「かぜがーーふくよおーーに あいさーーれていたことーー」の清らかで美しい、澄み渡った歌声には、いつもながら惚れ惚れとしてしまいます。そして、この曲の一人称は意外なことに「あたし」なんですよね。同じ『プリズム』の「哀しみのレイニイ・ウェイ」「燃える想い」「淋しいだけじゃない」の一人称も「あたし」です。ロック色の強いそれらの曲で「あたし」が使われるのは分かりますが、この静かで落ち着いた作品の一人称が「あたし」なのはやや意外な感じを受けます。たぶんこの歌の主人公の女性は、かつて幼い不良少女で、彼に風が吹くように愛されて大人になったというような物語が、この歌の背景にあるのかもしれませんね(;^ω^)
「えりのすけ」様がおっしゃるように、みづえさんのレコードでは確かに「作詞」ではなく「作詩」という表記がされていますね。自分も確認しました。なので動画のクレジットでもこれからは「作詩」と表記するようにします(;^ω^)